『わたし、定時で帰ります。』のウザ上司は現実にいた!20代男子100人に聞いた
1位:上司に時代遅れの常識を押し付けられる(15票)
シシド・カフカさん(33)演じる三谷佳菜子は、自分にも他人にも厳しい性格です。1話で新人の教育係になるのですが、「仕事を取るためには人の倍、10倍のことをやりなさい」「爪の手入れする暇があるなら1分でも早く出社しなさい」などと叱責してしまいます。
部下に「10年前のスタンダード押し付けないで下さいよ!」と言われてしまう佳菜子。就職氷河期の就職組だったため、「お前の代わりなんていくらでもいる」と言われながら働いていたことが背景にあるようです。 実際にこんな経験のある20代男子からはこんな声も。
【20代男子の声】
「叩き上げの社長が猛烈に働けば勝てると思っている」(28歳・男性)
三谷のケースでは社会人デビューが10年違うだけで、このような世代間ギャップが生まれてしまっています。栄養ドリンクのCM「24時間戦えますか?」が流行語になったようなバブル期の上司たちとはさらに大きな感覚の違いがあるのではないでしょうか。
このドラマでは、それぞれの登場人物が異なる労働観を持って働いています。今回のアンケートでは、現実社会でも同様、もしくはさらに厳しい状況があることがわかりました。結衣の「会社だけの人生になるな。人生を楽しめ」というセリフが実現できる社会になってほしいですね。
<TEXT/ちよまる子 調査協力/リサーチプラス>
【調査概要】
調査内容:「若手ビジネスマンに聞く“こんな経験ありますか?”」(リサーチプラス)
調査期間:2019年05月09日
調査対象:全国20~29歳男性100人
調査方法:インターネット調査
※選択肢=上司に「サービス残業は会社にバレないように上手くやれ」と言われた/上司にプライベートなことを必要以上に聞かれる/勤務時間外に上司のプライベートな用事で呼び出される/仕事が終わらず会社に宿泊する同僚がいた(もしくは自分がした)/残業、休日出勤も厭わない先輩のせいで残業、休日出勤を断りづらくなる/先輩に新人は始業の30分前に出勤を命じられる/教育した新人が辞めそうになったら、上司に「辞めたらお前の責任」と脅された/出先で定時(退社時間)になったが、上司から一度帰社するように言われた/パワハラ上司への復讐のため、こっそり地味な嫌がらせをしてしまった/上司に時代遅れの常識を押し付けられる/上司のやる気が空回りして、結局部下の仕事が増える/上司の指示通り仕事をしたのに何度もやり直しを命じられる/あてはまるものはない