余興ムービーに新婦が凍りついた…結婚式でまさかの恐怖体験
結婚式の披露宴で、新婦を喜ばせようとした新郎がフラッシュモブを披露。会場のスクリーンに練習風景が映し出されて、場内は大盛り上がり……のはずが、新婦は怒り心頭。一体、何が起こったのでしょうか?
広告代理店勤務の森永頼宏さん(仮名・31歳)は、合コンで知り合った2歳年下のアパレル会社社員・美香さんと1年の交際期間を経てゴールイン。
代理店で制作を担当する森永さんは、いつも“遊び心”をモットーとしているため、結婚式も盛り上げようと、フラッシュモブを企画し、賛同者を募ったのです。
フラッシュモブの練習風景に新婦が凍りつく
「メンバーはあっという間に集まりました。プロのダンサーもいて、練習中はとっても楽しかった。もちろん、新婦をはじめ参列者にはナイショにしていたので、会場をアッと言わせようしていました」
当日は披露宴の最後に、カメラマンの「では、新郎の友人知人たちの記念撮影を行います」の一言で、入口のドアが開き、ダンサーや協力者たち前方に飛び出します。カメラマンがシャッターを切ろうとしたとき、森永さんの「Go!」という掛け声で、フラッシュモブがスタートします。
「楽曲が流れだすと、プロのダンサーから練習を積んだ友人たちが踊り出しました。もちろん僕も踊りました。新婦は最初のほうこそ、びっくりしていたようですが、すぐに喜んでくれました」
しかし、ダンスが終わって、フラッシュモブの練習風景がスクリーンに映し出されたとき、新婦の友人たちからどよめきの声が。歓喜からほど遠い、ショックが入り混じった声だったため、森永さんが新婦のほうを見ると、凍り付いた表情になっていました。
控室を追い出され、トイレで着替えるハメに
「実はフラッシュモブの練習風景に、妻もよく知っている僕の元彼女が、デカデカと映ってしまっていたのです。2人でダンスを一緒に踊り、彼女が汗をかいた僕の首筋を優しくふき取ったり、用意したドリンクを仲良く飲んだりしている様子まで映っていました」
「いまだに元彼女と関係があることだけはバレたくなかった」という森永さん。しかも披露宴会場にも呼んでいたため、新婦の顔が、みるみる怒りの表情に変わります。
「披露宴が終わり控室に戻ると、妻から『2人でイチャイチャしているあの映像は何?』『練習のあとに、ホテルでヨリを戻したの?』と問い詰められる地獄が待っていました。もちろんやましいことは何もありませんが、僕は謝罪のしっぱなしでした」
控室に入ってきた新婦の妹が、新婦をなだめて、着替えを促しますが、森永さんには「あっちで着替えてください」と冷たい一言を放ちます。とはいえ、何も言い返せないので、トイレで着替えようとすると、新婦の友人が心配そうに様子を伺っていました。