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10日連休明けに「メンタル不調」にならないためには?五月病の対策も

暮らし

それでも「五月病かも」と思ったときは?

 GW明けに会社に行くのが「憂鬱だ」「億劫だ」……そのような気持ちになるのは、普通のことです。多くの人が感じていますから、心配は不要です。

 しかし、その気持ちが1~2週間たっても続いて、なおかつ何らの体調不良を感じているのであれば、それは一度、立ち止まってみるときかもしれません。

 いきなりお医者さんに行く必要はありません。まずは自分の身近な人に「最近、僕(私)調子が悪いんだけど……」などと相談しましょう。強い不安・悩み・ストレスがあるときは他人に相談すると、約9割の人が「解決するか、楽になる」というデータもあります。

いざという時に相談する相手を考えておこう

相談

 なお、この相談相手は、医者やカウンセラー等の専門家ではなく、家族・友人・同僚・上司などです。まずは身近な人に、今の気持ちをお話てみましょう。

 今は五月病とは無縁と思っている人も、もし自分の調子が悪くなった時に相談する相手を日頃から考えておきましょう。「仕事関係ならこの人」「プライベートならこの人」などと決めておくと、いざという時に迷わないで済みます。

 過去最大級のゴールデンウィークの後、五月病の心配なく、みなさんが過ごせることを祈っています。

<TEXT/武神健之>

医学博士、産業医、一般社団法人日本ストレスチェック協会代表理事。20以上のグローバル企業で年間1000件、通算1万件以上の健康相談やストレス・メンタルヘルス相談を行っている。著書『外資系エリート1万人をみてきた産業医が教える メンタルが強い人の習慣』(PHP研究所)発売中

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