スマホの機種変更は何年に1回?プロが教える長持ちのさせ方
ゴールデンウイークも終わってしまったが、10連休中に部屋の整理整頓と一緒に、古くなった身の回りのモノを新調した人も多いだろう。しかし、身近にあるモノのなかには「いつまで使っていいのかわからないモノ」も多いのではないだろうか?
そこで今回、そんな身の回りのモノの“買い替えどき”を、専門家たちに指南してもらった。
スマホのバッテリーの劣化は交換でOK
「スマホの交換のタイミングのひとつはバッテリーの劣化。購入から1年半もたつと、減りが速くなって、ストレスを感じる人も多いはずです」
そう語るのは、ガジェットや家電の批評ライターの板倉正道氏。だが、高額なスマホを、1年半で買い替え続けるのは、経済的に厳しい気がするが……。
「アンドロイド系は自分でバッテリー交換できる機種もあります。プログラムサポートが終了したバージョンでもマニアがアップデートできるパッチを勝手に公開し、5年は問題なく使えます。それに対して、バッテリー一体型のiPhoneは、ショップに交換を頼むことになります。こちらの替えどきは、やや早く4年が目安となります」
電気シェーバーの替え時は人で違う?
一方、電気シェーバーについては「刃の部分はヒゲの硬さで消耗の度合いが異なる」という。
「ただし、衛生面を考えるなら、雑菌の繁殖しやすい刃の替えどきは1年。シェーバー本体は5年は問題なく使えると思いますが、浴室で使用可能な防水モデルは実質的な耐用年数が短く、もって3年でしょう。防水モデルも、浴室内での使用を控えればもう少し長持ちします」
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【これを過ぎたら危険】
スマートフォン:4~5年
シェーバー:3~5年
スマートフォンはバッテリーを、シェーバーは刃を替えることによって、本体の寿命である、上記年数まで使うことができる
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【板倉正道】
デジモノライター。雑誌「ラジオライフ」などで活躍中。ガジェットや家電全般のハイエンドからマイナーメーカー、中国製などローエンドにも精通
― [買い替えどき]を見極める ―
<取材・文/岡野孝次 高島昌俊 藤村はるな>