効率よく仲良くなれる“セルフディスクロージャー”

「苦手なことは戦略的にやるのがセオリーです。他人と友情を築くカギは“相手に利益を与えること”。人類は、互いの利益になりそうな相手を友人に選ぶように進化してきたからです。これを会話で実現するには、“自分の悩みや秘密を隠さずに打ち明ける”のが近道。『こいつは俺を信頼している』と相手に思わせることで、あなたは相手から“利益を与えてくれそうな人間”認定されるのです」（鈴木氏、以下同）

　これを心理学用語で「セルフディスクロージャー」というが、いきなり深刻な話をして引かれてしまったり、逆に浅すぎる情報を伝えて退屈されてしまったり、適度なレベルを守るのは意外と難しい。

「そこは、著名な社会心理学者が“最適解”をすでに出しているのでご安心を。アメリカのゲイリー・ウッド博士が、初対面の人々に会話をさせるという実験を繰り返した末に導き出した“効果的なセルフディスクロージャー”（下記リスト）を参考に話題を振れば、ラクして効率よく人との交流を深めることができますよ」

＜相手の信頼をゲットできる雑談リスト＞
□ お金と健康に関する心配事
□ 自分がイライラしてしまうこと
□ 人生で幸福になれること、楽しいこと
□ 自分が改善したいこと
□ 自分の夢や目標、野望など
□ 自分の性生活に関すること
□ 自分の弱点やマイナス面
□ 自分が怒ってしまう出来事について
□ 自分の趣味や興味
□ 恥ずかしかった体験、罪悪感を覚えた体験

― ［ぼっち］はマジで死に至る ―