入社3年目、周囲と差をつけるには?みんなが読む本では意味がない
世界のエリートは世界史と自国の歴史に詳しい
そのなかで一番オススメなのが世界史や日本史です。実は世界のエリートビジネスパーソンは世界史と自国の歴史に詳しいものです。
日本でも経営者や部長クラスになると必ず歴史書を紐解くようになります。先が見えないなかで、どう判断すればいいか。
先人の普遍的な教えとなる歴史書のなかで、経営者や部長クラスはそのヒントを掴もうとするからです。6000人以上の選ばれたリーダーは例外なくここをおさえていました。
しかし、日本では世界史や日本史の教育にあまり力を入れていません。「いいくに(1192)つくろう鎌倉幕府」のようなテストにでる知識レベルでしか覚えていない方も多いでしょう。
みんなが読まない。ゆえに、世界のエリートや経営者、部長がおさえている不変の教養となる古典の歴史書を読むことで、あなたが周りより頭ひとつ抜き出ることができるのです。
「若いうちから孫子や史記をおさえているとは物事の本質を掴んでいる」と、あなたの評価がうなぎ登りになること請け合いです
興味がある古典の入門書から入ろう
では、何から読めばいいか。興味があるところから読めばいいでしょう。
ひとつだけオススメするなら『孫子』はいかがでしょうか。ビル・ゲイツ、孫正義、落合陽一などにも愛読されている戦略の基本書になります。
落合氏は『世界最高の人生戦略書 孫子』(守屋洋・著/SBクリエイティブ)の紹介文で、『孫氏』について「テクノロジーの進化に振り回されず生きる超AI時代の基本書」と示しています。
シェアリングエコノミーなど、今の時代は協力し合う重要性は問われています。しかし、世の中から競争がまったくなくなるわけではありません。処世術として戦略は知っておくことが得策になります。
仕事の勝負事にやってはいけないこと、すべきことは『孫子』に書かれています。
最初は入門書をオススメします。慣れない漢文の原書から入るとまず挫折します。識者がポイントをわかりやすく、現在に読み替えたりして解説している古典の入門者は数多く出ています。
実際に書店に行ってペラペラめくってみてスラスラわかりやすく頭に入るものから選ぶといいでしょう。
ある程度、知識を入れたら本の後ろにある「出典」を見ながらより原書に近いものに触れていくと無理なく読み進め理解することができます。