「燃やしてまえ」暴言で辞任の明石市市長をかばう声も。話題の土地を#全宅ツイが現地調査
用地買収はすでに完了していた
問題となった市長の発言は今から1年半前のものでした。明石駅南東に位置する問題の道路予定地を現地調査したリチャードホールさんによると、すでに買収は完了しています。
「おそらく、市長に絶叫されたあと市幹部も頑張ったのでしょう。難易度の高い仕事を完遂した関係者各位に『お疲れ様』と言いたい」
波乱はあったものの計画通り道路は拡幅されますが、もし話がまとまらない場合どうなるのでしょうか。全宅ツイのかずお君(@kazuo57)は、その場合、行政側に「土地収用」という手段があると解説します。
悲しいとき~(悲しいとき~)
先方担当者が契約書読まないで法務に丸投げしてるな、って察知しちゃったとき~(先方担当者が契約書読まないで法務に丸投げしてるな、って察知しちゃったとき~)— かずお君 (@kazuo57) 2019年2月1日
「最後まで残った地権者と十分な協議を重ねたが、どうしても話が擦り合わない場合、その事業を急がないと大きく公共の福祉を阻害する場合に限り、『土地収用』という手続きでその土地を自治体が買い取ることもできます。しかし、そう簡単に認められるものでもないですし、収用の手続きに数年かかります」
市長に不動産業界からラブコール?
今回の暴言問題、汲むべき事情があったにせよ職場でのパワハラはもってのほかです。しかし不動産業界的には割とよくある光景なのだとか。前出のかずお君はこう語ります。
「てかこれくらい日常会話レベルじゃないんですかね……。これで問題化するなんて市役所ええところや。転職したい」と、ノルマに厳しい業界事情を滲ませます。辞職後の市長の身の振り方について聞いてみると、即戦力としての評価が。
「めっちゃやる気のある市長ですから、大◯◯託がドラフト1位指名するくらいの逸材なのでは」とのことで業界から熱いラブコールがあるかもしれません。市長の辞職で幕引きを迎えそうな今回の騒動。市政の混乱はしばらく続くことになりそうです。
<取材・文/栗林篤>