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サラリーマン芸人が語る、夢の叶え方。学歴がなくてもやりたい仕事は見つけられる

学び

 どうも、就活アドバイザー芸人の森川と申します。20代に特化した人材紹介会社UZUZにて勤務しながらお笑い芸人としても活動しております。

横断歩道を渡るビジネスマン

※画像はイメージです(以下同じ)

 流行りの「パラレルキャリア」というのを目指して活動をしている一方、僕は第二新卒や既卒の方のキャリアカウンセリングを行なっています。今回はキャリアカウンセラーをやっている僕のプロフィールについてお話をしたいと思います。

高校時代は「学年で下から2番目」のバカ

 人材業界でお仕事をしながらお笑い芸人をしている僕ですが、実は高卒なのです。しかも成績は学年で下から2番目という筋金入りのおバカさん。興味のある分野にはとことん取り組むのですが、逆に興味の湧かない分野は一切取り組まない好き勝手するタイプの高校生でした。

 唯一、歴史が好きで、特に得意だった社会科だけは常に学年で1位をキープをしていましたが、それ以外の教科は赤点すれすれ。良くない生徒でしたね(笑)。

 同級生が進路を決めていくなか、僕は卒業式のギリギリまで決めていませんでした。高校生の時からお笑い芸人に憧れてはいたのですが、現実的に売れるのは難しいと思い、選択肢には入っていません。もちろん勉強もできなかったため、ただ漠然と卒業ギリギリまで過ごしていました。

 しかし、友達が進学や就職を決めていく姿を見るうちに、流石に焦りが出はじめ、卒業の1か月前、ようやく就職活動を開始しました。その時も就職をしたいとは強く思っておらず、進学はしたくないので消去法で「就職ぐらいはしておこう」くらいの考えでした。

志望動機は「スーツを着れること」

 まずは学校に寄せられている求人票を進路指導室にもらいに行くところから私の就職活動は始まりました。

 卒業間近ということもあってか、もらえた求人票はわずか3枚ほどだったと記憶しています。その全てが工場における製造系の求人でした。就職活動において特に軸を持っていた訳ではないのですが、僕はどうしても自分が製造系の職種で働くイメージが持てませんでした

 そこで、思い切って学校には頼らず1人で就職活動を始めてみました。そんなとき、どんな仕事をしたいかでパッと浮かんだのは「スーツを着たい」ということでした。

 今振り返ると、シンプルな志望動機ですが、それでも唯一浮かんだ僕の就職活動の軸でした。それから、スーツを着れる仕事は何かと考えたときに真っ先に浮かんだのは営業職でした

 僕の家族や親戚は、ほとんどが工業系の学校出身で、みんな腕に覚えがある技術者でした。営業職の人がいなかったため、なぜそれになりたいと思ったのか定かでないですが、スーツを着れる営業職という軸で就活はスタートしました。

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