「私の悪口そんなに楽しい?」上司に詰め寄られた原因は同僚とのLINEだった
気のおける友人や同僚との飲み会では、普段言えないようなことや躊躇していることまで、お酒の力も手伝いざっくばらんな会話が進み、とても有意義なひとときになることは言うまでもありません。
ただ、そこにはお互いの信頼関係があっての場合で、世の中必ずしもそうでないこともあるようです。今回は、信頼していた会社の同僚に裏切られたエピソードを紹介します。
第一志望の会社に入社
第一志望でもあった中堅コンサルティング会社に勤務する中林さん(仮名・29歳)。新卒枠もそれほど多くはなく、中林さんを含め難関を乗り越えたのは男性4名と女性2名の計6名だった。
「いやあ、最初に新人6名と顔合わせした時は正直少し不安になりました。だって、みんなすごく頭が良さそうで、会話口調もびっくりするほどロジカルで、初っ端から緊張の連続でした。ただ、一人だけ少し毛並みが違う、どちらかというと大人しそうで気の弱そうな後藤くん(仮名)という男子がいたんですよ」
当時を振り返る中林さん、この時はやがて訪れる悪夢を想像すらしていませんでした。
アドバイスをくれる癒し系な同僚
中林さんの業務はハードで、特に専門分野以外の事務作業なども各自が総務と連携して行うため、定時に退社することなど皆無でした。そんな中、入社の際にLINEを交換していた後藤くんとは仕事関連の相談や他愛もない会話をしていたそうです。
「ああ見えて後藤くんは的確なアドバイスをくれるんですよ。僕が仕事で失敗したことを相談したときなんかは、すごく分かりやすい対処法を教えてくれたり、安心するような文面で応援してくれたりするんです。なんか話していると癒されるんですよね」