コロナで変化する不倫、探偵に聞く“リアルな事情”「ラブホテルも巧妙化」
一昔前は、「男の甲斐性」と表現したほど、比較的不倫による社会的なダメージが少なかった日本。一方、近年は社会的な批判が強まり、例えば著名人の不倫が発覚した場合は炎上したうえ、仕事を失うケースも増えてきた。
しかし、決して他人事ではなく、「“出会い”さえあれば誰でも不倫や浮気を犯す」と語るのは、探偵事務所「シークレットジャパン」の会長・栗村崇氏だ。今回は、数多くの被害者から依頼を受けてきた栗村氏に、不倫や浮気のリアルな現場を教えてもらった。
「言い逃れのできない証拠」を掴みに行く
シークレットジャパンの浮気調査は、当然ながら依頼を受けてスタートする。相談者とは会長自らLINEなどで密にコミュニケーションを取っていくが、実は「疑いがある」という程度で依頼を寄せる相談者は少ないという。
「依頼する時点で、『夫のスマホに浮気相手からの親しげなメッセージが届いていた』などのように、ほぼ100%浮気されているケースが多いですね。しかし、いざ相手を問い詰めても、うまくはぐらかされてしまうかもしれない。そうなったとき、『言い逃れのできない証拠を掴んでほしい』という形で依頼が入ります」
しかし、単にパートナーに隠れて浮気をしているだけならマシらしい。帰宅するとパートナーがいなくなっていたり、家財に加え子どもまで連れていかれてしまい、家がもぬけの殻になっているケースもあるようだ。
証拠を押さえてからも仕事は続く
「相手が行方をくらませてしまった場合、職場など少ない手がかりから探してみたり、事情を知る関係者に話を聞いてみたりしながら真相に迫っていきます。そこで行方を掴めたら、尾行や張り込みを通じて証拠を押さえますね」
仕事としては「証拠を押さえる」までとなるが、依頼者とのコミュニケーションは続けていくとのこと。当然、その後に修羅場が待っていることは言うまでもない。