THE RAMPAGE吉野北人、田舎町からつかんだ夢「もう無理だと思った瞬間もあった」
人気ダンス&ボーカルグループTHE RAMPAGEのボーカルで、近年は俳優としても頭角を現している吉野北人さん(25)。放送中のカンテレ・フジテレビ系「魔法のリノベ」(月曜午後10:00)では、主人公・真行寺小梅(波瑠)が転職する家族経営の工務店の三男・福山竜之介役を演じている。
ドラマは、竜之介(吉野北人)の兄でダメ営業マンの長男・玄之介(間宮祥太朗)と小梅がタッグを組んで、住宅リノベで家や依頼人の人生を立て直すストーリーが描かれている。
映画や深夜ドラマでは主演経験もある吉野さんだが、インタビューでは「正直に言うと、今作はプレッシャーがありました」と緊張や不安を抱えていたことを告白。それは一体なぜなのか? さらに俳優業への覚悟、THE RAMPAGEデビュー後の知られざる苦難の日々、目標とする大きな存在など、自身の今の想いを語り尽くしてくれた。
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末っ子感を意識して柔らかく演じた
――今作では「まるふく工務店」を営む福山家の三男で、設計士の竜之介役を演じます。どんな役どころですか。
吉野北人(以下、吉野):竜之介は設計士であり、クールでひょうひょうとして女性にモテるというキャラクターなのですが、あまり設定に重きは置かずに、自分のフィルターを通しながら現場で生まれたものを大切に演じています。
小梅たちが持ってきた難しい依頼に「それは無理でしょう!」と反発するシーンが多いのですが、男所帯の工務店の末っ子でもあるので、なるべくキツい言い方にならないように、末っ子感を意識して柔らかく演じるように心掛けています。
実は人見知り、コミュ力を上げたい
――ここ数年は映画『私がモテてどうすんだ』主演など、俳優としても活躍されています。
吉野:アーティストとしては7年近くやってきましたし、下積みも経験しているので自信を持っているのですが、俳優としてはまだ現場で緊張するんですよね。今までは所属事務所のLDHが手掛けるドラマや映画の出演が多かったので、顔見知りのスタッフやキャストがいました。でも、今作は自分1人です。
本当に豪華な共演者の方ばかりですし、しかも初めてのゴールデン・プライム帯のドラマです。絶対に足を引っ張れないし、正直に言うとプレッシャーがありました。それに僕は人見知りなので、最初は撮影現場で皆さんとどんな会話をすればいいのか分からなくて、緊張しましたね(笑)
――THE RAMPAGEでの格好良いスマートなイメージだったので、人見知りというのは意外です。
吉野:いつも家に帰ってから、もっとお話しすればよかったなって反省しているんです(笑)。コミュ力を上げたいですね。でも、兄役の間宮祥太朗さんが周囲をよく見てくれる方で、すごく優しく接してくれるんですよ。だから、僕も距離を縮めたくて“祥兄”って呼ばせてもらうことにしたのですが、なんか恥ずかしくって、まだ数回しか“祥兄”とは呼べていないんです(笑)。