猫にやたら好かれる男性の嬉しい悲鳴「なぜか飼い主より懐かれます」
本人は特に何かやっているわけではないのに動物から不思議と好かれる人っていますよね。ペットを飼っていた経験があるなど動物がもともと身近な存在だったのであれば理解できますが、なかにはそうした経験が一切ない人も。
会社員の静野宗太さん(仮名・29歳)は、母親が動物アレルギーで姉は喘息持ち。そのため、今まで育てたことがあるのは金魚とクワガタ程度。動物とは縁のない生活を送っていました。ところが、昔からどういうわけか猫にはやたら好かれていたといいます。
飼い主よりも猫に懐かれる
「小学校高学年のころ、当時仲が良かった友達の家が三毛猫を飼っていたんですけど、遊びに行くと毎回僕のところに来ては身体をスリスリしていたんです。それで友達から『俺より懐いてるじゃん!』って言われ、そこで初めて気がついたんです。
確かに、言われてみると実家の近所でよく見かけた野良猫も他の人だと絶対近づこうとしないのに、僕だと逃げずに触らせてくれました。そのことを母に話すと『前世は猫だったのかしら』って笑ってましたけどね」
しかし、それからしばらくして父親の転勤に伴い、野良猫をほとんど見かけない都心に引っ越すことに。そこで新たに出来た友人たちは誰も猫を飼っていなかったため、自分が猫に好かれていることもすっかり忘れていたそうです。
そんな彼が再び猫と交わるようになったは、社会人になってから付き合い始めた彼女。猫を飼っていたそうで、泊まりに行くたびに「ニャ~ン」と可愛らしい鳴き声を上げてすり寄ってきたとか。そこで静野さんが指でノドのあたりを優しくさするとお腹を見せて気持ちよさそうにしたため、「私にはそんな姿なかなか見せてくれないのに!」と彼女から羨ましがられるほどでした。
徐々に猫にハマりだす
「そこで子供のころに猫に好かれていたことを思い出し、それからすごく意識するようになりました。犬よりも猫のほうが断然好きでしたし、YouTubeの猫動画やNHK BSプレミアムで放送していた『岩合光昭の世界ネコ歩き』などをよく観るようになりました」
また、初めて猫カフェを訪れたのもちょうどこのころ。彼女に誘われて2人で訪れたところ、何匹もの猫が近寄ってきて至福のひと時を過すことができたそうです。
「猫カフェの猫ってすごく人懐っこいじゃないですか。あのモフモフ地獄は、いい意味でヤバかったですね。これがきっかけでハマってしまい、彼女に言わずに1人でこっそり通っていました(笑)」