「好きって言ってたのに…」親友が配信者のアンチになって大暴れしていた件
熱狂的なファンというのは表立った活動をしている方にとってありがたい存在ですが、好きすぎるがゆえにおかしな方向に気持ちが行ってしまうこともあります。今回はとある男性の友人が、配信者の熱狂的なファンからアンチへ変わっていく様子を見てしまったエピソードを紹介します。
趣味がない友人がドハマリしたもの
都内のマーケティング会社に勤めている浩之さん(仮名・26歳)には、小学校時代から付き合いのあるDさんという男性の友人がいます。漫画や料理、キャンプなど多くの趣味を持つ浩之さんとは対照的に、Dさんはこれまで趣味という趣味がなく、多趣味な浩之さんをうらやましがることもあったそうです。しかし、最近になってとあることに大ハマリし始めました。
「僕は見たことがないので詳しくないのですが、ライブ配信のアプリでいろんな人の配信を見るのにハマっていると聞きました。その中でもとくに推している女性の配信者がいるようで、僕にもよくLINEで興奮気味にその女性の良さや配信中のエピソードなどを話してくれるようになったんです」
自分の好きなものについてこんなにもアツくなっているDさんを見たことがなかった浩之さんは、なんだか微笑ましい気持ちで見ていました。自分の知らない世界のことを教えてくれるのも楽しかったといいます。
友人の様子がおかしくなって
しかし、あるときからそれほどまでに熱心だったDさんから、女性配信者の話題が一切送られて来なくなりました。それどころかLINEもあまり返してくれなくなり、若干の不安を感じ始めていました。
「体調崩したりしていないかと不安になって何度かLINEしたんですが、返ってこなくて。既読にはなるので生きていることは確認できていたんですが……そんなとき、とあるツイートが知り合いにリツイートされて回ってきたんです。内容を見て、そのアカウントがDくんのものだとすぐにわかりました」
もともと浩之さんはDさんの本アカウントをフォローしていましたが、リツイートされてきたのはいわゆる趣味垢と言われるもので、そのアカウントはフォローしていませんでした。趣味垢というのはもちろん配信者についてツイートする専用のもので、ファン同士の交流などもそのアカウントでおこなわれていました。
「ただその内容っていうのが、Dさんが好きだと言っていた女性配信者への批判というか誹謗中傷のようなものばかりで、かなり過激なものが多かったです。なかにはその女性配信者へ直接リプライしていたものもあり、炎上しているものもちらほらありました」