トラブル連発のメルカリShopsはメルカリと何が違う?個人情報の扱いには注意を
2021年10月7日にスタートした「メルカリShops」は、スマホから簡単にネットショップを開設できるプラットフォームだ。
従来のメルカリに比べて利便性の高い機能が提供されている一方で、販売者情報の開示が義務づけられているなど、メルカリとは異なる注意点もある。個人情報が開示されることを知らずに登録した転売ヤーの氏名や住所が続々と明らかになり、ネットで話題となったことも記憶に新しい。
また、11月22日には商品購入できないのに、代金だけが支払われるトラブルも発生している。原因は、アクセスが集中したことだそうだ。
メルカリShopsとメルカリは何が違う?
販売者としてメルカリショップを利用するうえで知っておきたい注意点やメルカリとの違い、使い分けについて解説する。
メルカリShopsの商品は、メルカリアプリ内の「ショップ」タブに表示される。従来のメルカリとは異なり、商品ページにコメント欄が設けられていないことが特徴だ。これにより購入希望者から値下げ交渉をされることがなく、設定した価格で商品を販売できる。
個人事業主や法人などでの出店も可能
また、1つの商品に対して複数の色やサイズを登録し、それぞれの在庫数を設定できる点もメルカリにはないメリットだ。
さらに今後は、配送機能の強化やクール便対応、商品の一括アップロードや受注データの一括ダウンロードといった機能も提供されるとのことだ。
メルカリでは出品できるのが個人に限られていたのに対して、メルカリShopsは個人事業主や法人などでの出店も可能。登録の種類には「個人事業主」「個人」「法人」の3種類があり、税務署へ開業届を提出して商品販売の事業を行っている場合は「個人事業主」、開業届を提出していない場合は「個人」を選ぶことになる。