「彼氏とデートした」“LINE報告魔”の女友達にイライラが爆発するまで
LINE、Facebookメッセンジャーなど、チャット感覚で気軽にやり取りできるアプリが連絡ツールの主流になった昨今。日常の些細な出来事を、知人に何気なく送ることも多いのではないでしょうか。しかし、度が過ぎるとウザがられてしまう可能性も……。
「私の友人に、何でもかんでもLINEで報告してくる“報告魔”がいましたね……」と話すのは、アパレル企業に勤める岡田貴子さん(仮名・25歳)。貴子さんは過去を振り返りながら、報告魔の生態について語ってくれました。
アイドル級に可愛いA美との出会い
「A美(仮名・当時20歳)との出会いは大学時代のバイト先でした。A美は小柄で色白、アイドルフェイスの美少女で、『すごく可愛い子がいる!』と思って私から話しかけて連絡先を交換しました」
大学2年生の頃、高級焼肉店でバイトを始めた貴子さん。そこで自分より数か月前から働いていたA美さんと知り合い、友人関係になります。可愛くておっとりした性格のA美さんと仲良くなれたことを、当時の貴子さんはとても嬉しく思っていたのだとか。
「大学の友達にも自慢していたくらい、A美は可愛かったんです。なぜか彼女はバイト先で先輩や同期の女性からめちゃくちゃ嫌われていたんですけど、そのときは『A美が可愛いから嫉妬してるんだな』くらいに思っていました」
のちに貴子さんは、他の従業員の女性たちが皆、A美さんの“地雷臭”を嗅ぎとっていたと知ります。
他愛のない話ばかりが送られてくるように
一方で、当初からかまってちゃん気質だったというA美さん。モテるので彼氏が途切れることはないけれど、彼氏と喧嘩したり、別れたりするたびに貴子さんに泣きついてきたそうです。夜通し彼女の愚痴を聞くことも珍しくなかったのだとか。
「まあでも、可愛い女の子から頼られて嫌な気持ちはしなかったですね。当時は私も暇だったので付き合ってあげられたのかもしれません」
しかし、2人の生活は就活を境に一変します。就活を頑張った貴子さんは希望していた大手アパレル企業に内定を獲得しますが、あまり真剣に就活と向き合わなかったA美さんはことごとく入社試験に落ち、就職留年をすることに。大学卒業後、新卒社会人として忙しい日々を送り始めた貴子さんに比べ、A美さんはかなり怠惰な毎日を送っていたようで。
「暇だからなのか、私に毎日沢山のLINEを送ってくるようになりました。彼女は友達も少ないですから、私くらいしか話し相手がいなかったんだと思います。最初は、『今日のランチはこれ食べた』とか『彼氏とデートでこんなところに行った』とか他愛のない話ばかりで全く嫌とは思わなかったのですが……」