時差Bizで満員電車は解消された?都民100人の声は「正直微妙…」多数
「時差Biz」という言葉をご存知でしょうか? これは、通勤ラッシュ回避のために通勤時間をずらすという、働き方改革のひとつです。
小池百合子都知事の「通勤電車の混雑をなくす」という公約から始まった取り組みで、実は昨年も7月11~25日の期間で行われていて約320社が参加しました。
今年は7月9日から8月10日までに実施され、820社が参加。さらに今冬にも行われる予定で、東京都は今年度中に1000社の参加を目指しています。
とはいえ、宣伝は見たことあるものの、実際に効果を実感している人はどのくらいいるのでしょうか。
時差Bizの実感はどのくらいある?
今回、東京都で働く男女100人にアンケートをとってみたところ、全体の7%が時差Bizに参加しているとの回答を得ることができました。
しかし、時差Bizによって通勤通学の電車や道路の混雑が解消されたと思うかというアンケートでは、53%が「変わらない」、44%が「わからない」という回答でした。
まずは実際に時差Bizに参加している企業で働いている人の声を見てみましょう。
「(時差Bizに企業は参加しているが)効果はないと思う。そもそも私のシフトが変わっていないので、駅の混雑にどうしても巻き込まれる」(38歳・女性・パート)
「通勤電車も、駅を降りてからの道のりも、特に何も変わっておらず、混雑が解消したか、効果は正直微妙……」(42歳・男性・会社員)
時差Bizに参加していない企業の声は
一方で、時差Bizに参加していない企業のサラリーマンの声はというと……。
「何も変わっていない。そもそも上からの音頭で、すぐにあれこれ動くような小さな都市ではない」(30歳・男性・アルバイト)
「毎日電車にのるが、何も変わらない。むしろ乗車率上がっている気がするくらい」(35歳・女性・会社員)
「今までがひどすぎたので、時差ビズをやったところで、焼け石に水という感じがするから、解消していないと思う」(29歳・男性・会社員)
やはり、何も変わっていない、相変わらず混んでいる、という意見が圧倒的多数でした。