元地下アイドルの同僚に「会社のみんなには内緒にして」と言われた29歳男性の心境は…
一説には全国に約3000組いると言われているアイドルグループ。ただし、大手レコード会社から新曲をリリースしたり、テレビなどの出演機会が多いメジャーアイドルはごく一部で、ほとんどはライブハウスなどを中心に活動する地下アイドルだと言われています。
これだけグループの数があると、直近10年に限定しても元アイドルの経歴を持つ人は相当な数になるはず。ただし、引退後は普通に社会人として働いているケースも多く、職場では自身の過去を隠している人もいるようです。
取引先が同僚の過去を知っていた
「以前、勤めていたイベント会社でよく一緒に営業回りをしていた年下の女性社員がいたのですが、彼女が元地下アイドルだったんです。でも、職場ではそのことを一切話しておらず、私もそんな経歴の持ち主とは知りませんでした」
そう話すのは、現在は別のイベント会社に勤める原島秀和さん(仮名・29歳)。しかし、本人から直接聞いたのでなければ、どのようにして知ったのでしょうか?
「実は、2人でクライアントのオフィスへ行った際、担当者の上司の方も同席していたのですが、その人が打ち合わせが終わった後に『ひょっとして以前、●●●●(※グループ名)にいた××さんですか?』と尋ねてきたんです」
女性は一瞬困惑した表情を浮かべたそうですが「はい。今はこちらの会社でお世話になっています」と返答。この上司がある地下アイドルのファンであったらしく、そのユニットが彼女の所属していたグループとよく同じライブに参加していたそうです。
平静を装っていたが内心は…
ただし、先方は女性がこの話題に触れてほしくないと思っていることを察したのか、すぐに話題を変えてしまったといいます。
「こんなことを言うと失礼かもしれませんが、ごく普通の真面目な女性社員という印象でしたし、わざと見た目を地味にしていたのかもしれませんが元アイドルって感じも全然しませんでした。けど、あまりに衝撃的な事実を知ってしまい、平静を装っていましたが内心では『彼女にいろいろと聞きてぇ』って思っていました(笑)」
実際、帰社後に一息ついていると「さっきの話ですけど、会社のみんなには内緒にしてもらえませんか」と懇願されたそうです。