ネット中傷の犯人は従兄弟だった…LINEで自慢された親戚一同の反応は
SNSなどのネット上で他人を誹謗中傷する人が増加している昨今、それによって悩み苦しむ人も増えています。もし周囲に、他人をSNSで傷つけて楽しむ人がいたら……今回は、そんな誹謗中傷に関するエピソードをご紹介します。
年の近い従兄弟からの相談
歳の近い従兄弟が4人いる望月陽翔さん(仮名・24歳)。小さい頃から親戚同士でよく集まり、従兄弟全員仲良くしていました。そのなかでも特にEくんとは同い年ということもあり、頻繁にLINEなどで連絡を取っていました。
「親戚が同じ地域に住んでいたこともあって、お正月とか特別な時間以外も一緒に食事をしたり、遊んだりして、友達とはまた違う感覚で仲良くしていました。就職してからは従兄弟同士で飲みに行くこともありました」
そんな従兄弟の集まりをする中で、就職後のEくんが会うたびに元気がなくなっていくことに望月さんは気づきます。Eくんの話から彼の就職先が若干ブラック企業で、仕事や上司との関係に悩んでいるからだということがわかり、何度か望月さんも相談を受けていました。
アイドルへのネット中傷の犯人
Eくんが就職先のことで悩んでいることを知ってからしばらくして、望月さんのもとにEくんからあるLINEが届きます。そこには、SNSの投稿のリンクが貼り付けられていました。それを確認すると……。
「それはあるアイドルのSNSの投稿だったんですが、その投稿に対して、あるアカウントが『ブスは黙ってろ』みたいな返信をしていたんです。ひどいなと思っていたら、それがEくんだと言うんです。しかも自慢気に」
Eくんだというアカウントを見てみると、そのアイドル以外にもモデルやインフルエンサーなどさまざまな女性に攻撃をしていたのです。その誹謗中傷や自慢気なEくんの様子に望月さんはドン引きしながらも、「すぐにやめてほしい」と注意しました。しかしEくんはそれを聞き入れず、中傷を繰り返していくのです。