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「港区家賃3万7千円」に住むピン芸人に聞く、おすすめの貧乏レシピ

暮らし

 コロナ禍による外出自粛やリモートワークの影響で、ますます需要が伸びているYouTube。あらゆるジャンルの動画が毎日大量に配信されるなか、ジワジワ再生回数を伸ばしているのが、ピン芸人・岡田康太さん(30)の人気チャンネル「岡田を追え!!」である。

岡田康太

ピン芸人・岡田康太さん

 前回、岡田さんを取材した記事では、同チャンネルが誕生した経緯。YouTubeで共演経験のあるフワちゃんや、3時のヒロイン福田麻貴さんとのエピソードを掘り下げた。

 今回は、これまで同チャンネルで配信された数ある創作レシピのなかから、簡単ちょい足しで作れる岡田さんおすすめのレシピを紹介する。さらに、料理にまつわる型破りなエピソードの数々についても語ってくれた。

X-GUNさがねさんの紹介物件

――料理動画の密着をさせてもらいましたが、それにしても港区で家賃3万7千円は、相当な掘り出し物件です。何か運命的な気もしますが、どうやって出会ったのですか?

岡田康太(以下、岡田):同棲解消して半ばホームレスのような生活をしていた時、先輩芸人のX-GUNのさがね(正裕)さんが「西麻布に安くていい部屋空いてるよ」と、この部屋を紹介してくれました。なんでもこの物件は芸人さんが代々住んでいたそうで、初期費用も安かったし、それなら住もうかなと。入居当時はYouTubeをやるなんて考えてもいませんでしたが。

 今では、その家賃「3万7千円」が動画のタイトルになっちゃって(笑)。YouTubeを始めたころは、そんな気なんてありませんでした。これまた僕の過剰な自意識が邪魔をしたというか、あきらかに再生回数を伸ばそうとしてる魂胆がダメで。だけど佐野君(岡田さんの“相方”で、カメラマンでもある佐野コウ生氏)と話し合って、それを1回捨てようと。で、(「3万7千円」を)つけてみたら再生回数が伸びてくれて。しょうもないプライドは捨てて正解でした。

動画撮影に「台本は一切なし」

岡田康太

――料理動画の具体的な撮影の流れはどんなのですか?

岡田:例えば前に投稿した動画を例にあげると、牛丼を作るということを佐野君に伝えるだけです。食材の準備ができたら、あとは佐野君を呼んで、そのまま撮影がはじまります。細かい段取りや台本などは一切ありません。

――岡田さんが発案者かもしれないレシピもあると聞きました。

岡田:それはちょっとわかりませんが、スーパーやコンビニで売られているレトルトのごはんパックがありますよね。あの容器に使われている「白色のトレイ」を再利用するレシピがあります。

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