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婚約してすぐ海外転勤になった20代会社員。彼女からのメールで「一気に地獄へ」

コラム

 ギャル、清楚、オタク……外見から得られる情報も多いですが、やっぱり大切なのは中身。数年の友人関係を経て交際に至ったにもかかわらず、手痛い失敗から女性不信に陥ったという専門商社勤務の西村浩介さん(仮名・27歳)。身の毛のよだつ体験談を紹介します。

落ち込む男

画像はイメージです(以下同じ)

恋愛相談を受けるにつれ関係が発展

 地方国立大学の理系学部出身の西村さんは、入社先の企業で2年先輩だった貴子さん(仮名)の清楚な容姿と真面目な人柄に惹かれていました。若手が少ないことから年次を越えた友人として親しくしていたという2人ですが、男女には「なってみなきゃわからないこと」があったようです。

「彼女には知り合った当初から恋人がいました。ただ、その恋人がなかなかクセのある男性で、相談を受けるようになっていったんです。苦しんでいる姿を見ているうちに、親しくなって、自分が幸せにしたいという気持ちが強くなりました。告白の言葉は『俺じゃダメですか』で(笑)。ドラマのワンシーンのように抱きしめると、彼女が頷いてくれたので、交際が始まりました」

 付き合い始めると、貴子さんは彼氏との関係をすぐに清算し、週末は浩介さんの一人暮らし先を訪れるようになったといいます。略奪から始まった恋に当初不安があった浩介さんも、仲が深まるにつれて、恋人らしい安心感を覚えるようになっていったそうです。

両親にも挨拶し「プロポーズ目前」に

指輪

 数か月後には貴子さんが転職し、社内恋愛ではなくなったものの、交際自体は順調そのものでした。年末年始の休暇を利用して互いの実家を訪問し、宿泊。家族公認の仲になり、結婚へ向けた話も出始めていました

「友人期間も長かったので、交際した当初から結婚は自然と視野に入っていました。私の実家を訪れた際にも彼女はとても打ち解けてくれていましたし、両親のみならず祖父母にも気に入られ、みな結婚相手だと認識していました。社内にも共通の友人が多く公認の仲でしたので、あとはもういつするか……といった感じでした

 職業柄、海外駐在の可能性もある浩介さんは、交際1周年の記念日にプロポーズをすることを決意。ロマンチックな時間を演出するために、入念な下準備を行って当日を迎えました。

「夜景好きな彼女のために都内のホテルを予約し、オーダーメイドの指輪を渡しました。プロポーズされることを彼女も見越していたのか、指輪のオーダーだけ事前に入手していたもので(苦笑)。プロポーズは滞りなく成功し、本当に順調だったんです」

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