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国立大卒28歳女性、コロナでパパ活業をやめられない胸の内

暮らし

 コロナ感染が止まらなかった2020年。勤務先の休業や減給などで生活が困窮している人が増加しています。

 特に女性は失業、収入減などによる経済面での打撃が深刻です。総務省の労働力調査によると、2020年4月の女性雇用者数は3月から約74万人減となり、減少数は男性の2倍以上にのぼります。

愛人

今回話を聞いた、青山さん。高校時代からモテたという

 その余波は意外なところにまで及んでいるようです。今回話を聞いた国立大出身の青山みな実さん(仮名・28歳)もその一人。彼女が行っている「愛人稼業」が、コロナのあおりをくらっているのです。

大学時代に「交際クラブ」で働く

 東京都出身の青山さんは大学進学を機に、東海地方のとある県に移住。現在はそこにある企業に就職しています。ですが、大学4年の時に、趣味のダンススクールの友人から「割のいいアルバイトがある」と、お金も、社会的ステイタスもある男性たちが登録する「交際クラブ(デートクラブ)」への登録を勧められます。

「学生だった当時、平日は大学で授業を受けて、週末は東京に戻って、クラブ側からセッティングされた食事だけのデートをして、男性から3万~5万円のお小遣いをもらう生活をしていました。高額のバイトだから卒業まで続けたかったんですが、あるとき男性から『無償で愛人になれ』と迫られたんです。もちろん断りましたが、すると、今度は『今まであげたお小遣いを全部返せ』と怒鳴られたんです」

 交際クラブといえば、登録している男性もジェントルな富裕層が多いといわれていますが、なかには“怖い男性”も混じっているとか。そのときも青山さんはすぐに交際クラブのマネージャーに連絡を入れます。

交際クラブから「パパ活アプリ」へ

デート

※画像はイメージです

「でも、交際クラブというのはお金を払っている男性が優位の社会です。交際クラブはその怖い男性を退会させることもなく、注意しただけで済まされてしまいました。
 私はあまりに高いデート金額だったから勘違いされたのかもしれないと思い、食事だけなら1万円、“おとなのおつきあい”なら3万円と、自らデートの値段を下げました」

 しかし、それだけでは物足りないと感じたのか、青山さんは「別のアルバイトを始める感覚」で、今度はパパ活アプリに登録します。

登録したのはパパ活アプリとして有名だった『ペイターズ』でした。半年かけて全部で10人に会いました。1人につき食事の際のお小遣いとして3万円ずつもらっていましたが、しばらくすると、その中の一人である58歳の建築会社社長から“あるオファー”があったんです。

 オファーでは『1時間5万円』と誘われたので、ついホテルに行ってしまいました。意外にもドMな彼の要望に応えてあげると、なんと2時間で10万円もくれたんです。それに味をしめた私は以後、月1回、定期的に会うことになり、長期契約を結びました」

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