「コンビニは負け組」LINEで職業差別する友人に訪れたピンチ
世の中には数え切れないほどの職種があり、どんな仕事でもそこでプライドを持って働く人が業界を支えているものです。しかし、中にはそんな職業について偏った考え方を持っている人もいます。今回は、そんな偏った考えの友人を持つ男性が目の当たりにした自業自得の出来事をご紹介します。
アルバイトで暮らしていた学生時代
大手の出版社に勤める玉置和彦さん(仮名・26歳)。今でこそ社員としてバリバリ働く玉置さんですが、大学卒業時に就職活動が上手くいかず、いくつかのアルバイトをしながら生活していた時期がありました。
「バイトをしながら就活もしなければならなかったので、できるだけ融通のきくバイトを選んでいました。工事現場とかコールセンター、コンビニ、あとは飲食店でもやっていました。その時は大変でしたけど、いい経験でしたし、幸いどの職場も人に恵まれていて、仕事は楽しかったです」
そんな玉置さんには学生時代からの友人で今も連絡を取り合うGさんという男性がいました。もちろん玉置さんがアルバイトをして生活していたことも知っていますし、どんな仕事をしていたかも知っていました。
職業の「勝ち組」と「負け組」を区別
「Gは面白いやつなのですが、就職してからは、自分がいる業界と他を比べては“勝ち組”、“負け組”と言うようになって。『工事現場で働くやつは負け組』『コンビニで働くことになったら恥ずかしくて人に言えない』とかLINEで言ってくるんです。僕が当初、うまく就職できなかったのをバカにしているのかも知れません」
Gさんは希望の会社に就職できたからか、自分の業種や関連する業種を「勝ち組」だと豪語していました。確かに同年代よりも多少給料がよく、会社もホワイトなので玉置さんもそう言いたくなる気持ちは理解していました。
しかし、わざわざLINEで、しかも過去にしていた職業を名指しでバカにするような発言をする意味は全く理解できません。
何度もGさんに「恥ずかしい職種なんてないということ」や「プライドを持って働く人がいるのにバカにするのはおかしい」と訴えてきましたが、それでも勝ち組や負け組という発言をやめることはありませんでした。