会社員ブロガーが「2か月で10キロ減」に成功した理由
「脂を積極的に取る」というダイエットの常識を覆すメソッドで減量成功者が続出している「断糖高脂質食ダイエット」。
2か月で約30kgの減量に成功し、著書『運動ゼロ空腹ゼロでもみるみる痩せる ガチ速“脂”ダイエット』で「金森式ダイエット」を提唱する作家の金森重樹氏。彼が提唱するメソッドを実践した者たちの減量報告をリポートする。
ダイエット停滞期に金森式を導入
「増える体重を受け入れ続けた結果、91kgと完全な肥満体に。健康診断がきっかけでダイエットを始めました」そう語るのは、会社員でブロガーのふくすけさん(40歳)だ。
「摂取カロリーを減らす=ダイエットだと思っていたので、食べる量を今までの8割に抑えました。でも、労力や苦痛の割に体重の減少は微々たるもの。2年かけてようやく10kg減量したのち、体重が落ちなくなってしまったのです」
そんなときに見つけたのが、金森氏のメソッドだった。
「藁にもすがる思いでその日から断糖高脂質食に着手。始めた次の日には身体失調症とも呼ばれるケトフルーが起き、激しい頭痛に襲われましたが、2日で不調は収まり、そこから体重が落ち始めて、2か月で10kgの減量に成功。2年間頑張って10kgしか落ちなかったのに、これまでの苦労はなんだったんだろうと思いました」
2か月で10kgの減量に成功した理由
ふくすけさんに、減量を成功に導いたポイントについて尋ねた。
「食事は基本自炊で、金森氏の食事を徹底的にトレースしています。朝食は卵焼きやチーズ。お昼は無糖生クリーム紅茶。小腹がすいたらナッツ。夜は牛肉と牛脂を焼いてぬちまーす(沖縄の海塩)をかけて食べ、サプリも服用。糖質量がわかる『糖質事典』も購入し、外食しなければならないときも配慮しています」
減量後に受けた健康診断では、驚くべき結果が待ち構えていた。
「血圧、コレステロール、中性脂肪、肝機能、すべて正常でした」
妻の英子さん(仮名)は「そのダイエット、本当に安全なの?」と心配していたが、この診断を見て驚きを隠せなかったという。1年たった今も71kgをキープ。健康と体重維持のため、ふくすけさんは断糖高脂質食を続ける。
<取材・文/週刊SPA!編集部>