マンダム研究員が教える、効果的なスキンケア。乳液を塗るのはいつ?
毎日メイクをしている女性はスキンケアが欠かせないもの。しかし本当はひげ剃りや日焼け、にきびなどにより、男性の肌も女性と同じか、それ以上の負担がかかっているのを知っているだろうか。
「男性の肌は女性より皮脂量が多く水分量が少ないため、ケアをしないとテカリやベタつきが目立ってしまいます」と話すのは、株式会社マンダムのスキンサイエンス開発研究所で、スキンケアなどの開発を担当している研究員の澤田彰子さん。
30代以上の男性の顔の皮脂は、女性の2~3倍にものぼるという。清潔感や爽やかさが求められるビジネスマンにとって、油っぽい肌は好印象とは言い難い。澤田さんに効果的なスキンケア方法について話を聞いた。
しっかり泡立て、ぬるま湯で洗い流す
男性のスキンケアで重要なのは「洗顔」と「保湿」。それぞれステップに分けて、正しいスキンケア方法を紹介しよう。
男はメイクをしていないのだから、と洗顔は水洗いで済ませてしまいがちだが、澤田さんは「皮脂汚れはその名の通り“油”なので、水だけでは洗い落せません」と話す。
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【澤田さんによる効果的な洗顔方法】
正しい洗顔方法は、まず洗顔料をしっかり泡立てる。泡立てずにガシガシと洗うと、摩擦によって肌に負担がかかったり、うるおいに必要な皮脂もなくなったりしてしまうため、しっかり手のひらで泡を作るのがポイント。泡立てた洗顔料を顔に乗せたら、円を描くように優しく洗い、30~35度ぬるま湯で洗い流していく。
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「洗い流す際に忘れがちなのが髪生え際や耳下のところ。ニキビの原因にもなるので、しっかり洗い流しましょう」(澤田さん)
泡立てるのが面倒だったり、うまくできなかったりする人はチューブタイプではなくポンプタイプの洗顔料がおすすめだ。
どの化粧水を使ったらいいかわからない!
洗顔と同じくらい大切なのが化粧水。洗顔をしたあとは乾燥しているため、化粧水は不可欠。放っておくと肌トラブルの原因になる。とはいえ、メンズ化粧水は数多くあり、どれを手にとっていいのいかイマイチわからないという声も。
澤田さんいわく、「“さっぱり”などの訴求があるようなまずは軽い使用感のものを使ってみるのがおすすめ」とのこと。その上で物足りなさを感じたら、自分の悩みに対応したケア成分を配合している化粧水に乗り換えるのが効果的だ。
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【澤田さんによる効果的な化粧水のつけ方】
化粧水は500円玉程度を手の平に出し、指先からてのひら全体に伸ばしていく。量が多すぎるとベタついてしまい、不快感が残るので気をつけよう。手のひらで肌を包み込み、丁寧に染み込ませていく。シェービングで乾燥した口元や毛穴が目立つところなどには付け足すのもOK。
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