新入社員ビジネスマナーの基礎。名刺交換から電話の作法まで
新入社員の皆さんは「社会人のビジネスマナー」をもうマスターしましたか?「まだまだ、自信がない……」という人が大半ではないでしょうか。
わからないことは職場の先輩に聞いてみるのが一番の近道ですが、新型コロナウイルスの影響でテレワークが実施されている企業も増えており、聞くに聞けない状況におかれている人も多いでしょう。オフィス勤務が再開したときに恥をかかないよう、今のうちにおさらいしておくといいかもしれません。
そこで、今回は新入社員向けに「社会人のビジネスマナー」について、人財育成や企業コンサルティング、研修、講演や、メディア出演、NHK大河ドラマなどのマナー指導なども行う、マナー界のカリスマ・西出ひろ子氏に聞きました(以下、西出氏の寄稿)。
グレーのスーツは3年目以降に
まずは、社会人の身だしなみマナーについて。あなたが属している企業や職種、業種によって異なりますが、ひげ、特に無精ひげは不潔の象徴。毎朝、剃る習慣をつけましょう。毛深い人は電気シェーバーを携帯するなどの工夫も。寝グセは蒸しタオルを使うと簡単に直せます。理容院や美容室で定期的なヘアカットも忘れずに。
そして、スーツは体型に合った物を選んでください。色は新人のときは、濃紺か黒が無難です。グレーは、3年目以降に着用することをおすすめします。ワイシャツは白が基本です。袖のシワや、首回り、手首の汚れに注意し、毎日必ず洗濯をしましょう。
ネクタイはストライプなどシンプルかつフレッシュな柄をオススメします。
靴とカバンは革製の黒がベスト。ライトな茶系は軽薄な印象になるので、若手の間は控えるほうが無難です。くるぶしが丸見えのアンクルソックスや夏場のスケスケな靴下もスーツにはマッチしませんから、着用しないように。ただし、カジュアルな服装をOKとして、会社の規則でOKであれば、もちろん履いてもいいですよ。
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1年目で「派手なブランド時計」はNG
特に、社会人1年生の場合は、万人に受け入れてもらい、安心感を与える人財になることが大事です。
とはいえ、一部の営業職やコンサルタントなど、職種によっては若手でもブランド品の腕時計をつけて高級感を演出し、ワンランク上の印象を相手に与えることが必要な場合とされる場合があるかもしれません。
しかし、外面だけで背伸びをしても、中身がついていっていなければ、相手をがっかりさせてしまうことも。若手のときは、控え目な身だしなみをしているほうが、周囲に受け入れてもらえて可愛がられます。
お客様や上司、先輩より目立つような一目でブランド品とわかるものや、ゴールド系などの派手な印象になるものは避けましょう。さりげなくハイスタンダードを演出するのが信頼されるデキる社会人のビジネス身だしなみです。
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