ライブ配信で家族を養う男が語る、「17Live」で稼ぐ秘訣
破竹の勢いで急成長する動画市場。圧倒的スピードで移りゆく動画業界で存在感を発揮する“ライブ配信プラットフォーム”で稼ぐ人々。
YouTuberとはまた違った、新たな稼ぎ口の傾向と対策とは?「17Live」や「LINELIVE」、「ツイキャス」などのライブ配信市場で稼ぐライブ配信者(ライバー)の実態に迫った!
入院中に培った配信テクで家族を養う大黒柱ライバー
ライブ配信の収益が生活の支えになっている例もある。34歳のよっしー氏は「ここ3年、持病で入退院を繰り返しています。入院中に偶然広告で見かけたのが17Liveだった」と語る。
埼玉で妻と子どもと3人暮らし。現在はバイトながらも復職し、週5で飲食店に勤務。それに加えて、バイト代と同額程度のライブ配信の月収で生活を賄っている。
「2017年末の入院中にライブ配信を始めました。今後もいつ入院することになるかわからず、正社員として働くのは厳しかったので、見つけたときは『これだ!』と、わらにもすがる思いでした」
17Liveでは、“認証ライバー”になることで、注目度が上がったり、活躍の幅が広がるという。
「公式のオーディションもありますが、僕はライバーを抱える事務所に自分からアプローチして所属し、認証ライバー審査に合格することができました。事務所には配信のサポートもしてもらっています」
家族を養うために配信しています
人気ライバーになるコツは、長時間配信でアプリトップの“注目欄”に上がり続けることだ。
「当初は入院していて時間があったので、3か月で200時間ほど配信しました。今は出勤直前に30分ほど、帰宅後の夜に自宅で2~4時間配信するのが日課になっています。僕は調理師資格を持っているので、飲食チェーン店のメニューなんかの雑談を。もらったコメントはすべて返事をしています」
さらによっしー氏は「無駄なギフトはありません」と断言。「ヤーヤーヤー! エールありがとう!」など、独特な掛け声とハイテンションでギフトへの感謝を示す。
「掛け声はアイドルライバーを参考に。誕生日には9万9999円もするケーキのギフトをいただいたこともあるんです」
すべての人に優しく気配りする配信スタイルが、多くの人から支持されているのだろう。
【よっしー氏】
2017年末から配信開始。すべてのコメントを読み上げる「神対応」と、ギフトを受け取った際の独特な掛け声が人気の17Liver
<取材・文/週刊SPA!編集部>