プロ無職・るってぃ氏が伝授する「他人のお金で生活する」方法
稼げど稼げど、暮らしはラクにならざる時代。もはや自分の力だけで生きていくのは限界が来ているのかもしれない。
そんな中「余ったお金や資産を分け合う」「お金があるところから引っ張る」という“他人のお金任せ”な新潮流が誕生。新たな時代を生き抜く術を紹介する!
個人からスポンサードされる方法は?
個人から年間300万円支援されていた、プロ無職のるってぃ氏。他人からこれほどの大金をスポンサードしてもらう方法を聞いた。
「自分がやるべきことを毎日怠らない以外に、会うためのコストをあえてかけ、ドラマチックなストーリー性を持たせることは意識していました。前のスポンサーとの出会いも、自分がヨーロッパを旅していたときにツイッターでオーストリアにいると知り、会いに行ったことがきっかけでした。
あと、気に入られようとするのは厳禁。僕は嫌われることも覚悟で本音で話し、気の置けない関係になったときに『15万円欲しいです』と率直に伝えました。熱意を買われたのかと思います」
自分に熱狂してくれる人を見つけるのが大事
とはいえ、スポンサーを名乗り出る人はそう多くはない。一体どんな人物たちなのか?
「財力があるのはもちろん、好奇心旺盛な人です。彼らは『この人に大金を渡したらどうなるんだろう』という実験をしている。フォロワー数万人とかを目指すよりも、たった一人でも自分に熱狂してくれる人を見つけるのが大事です」
だがそれも、信頼関係が先にあってこそ。順序を間違えると一気に霧散することを肝に銘じたい。
【るってぃ】
プロ無職。1991年、石川県生まれ。関西大学商学部を卒業後、アパレルメーカーに就職するが10か月で退職。その後プロ無職を名乗り、ブログや「エアログ」などのメディアを運営。「生きる挙動」と題し、アート活動なども行う
<取材・文/週刊SPA!編集部>