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うどんチェーン「はなまる」。社名に込められた意外な意図とは?

ビジネス

 讃岐うどんチェーン「はなまるうどん」を展開する、株式会社はなまるの設立は2001年。

 讃岐うどんの本場、香川県高松市で創業し、現在では全国に400店舗以上を展開しています。

 社名の“はなまる”は、幼少時に“はなまる”を貰えなかった創業者が「お客様から“はなまる”をいただきたい」と思ったことに由来している模様です。

「はなまる」直近の決算の成績は?

はなまる

はなまるうどん photo by hirotomo_t CC BY 2.0

 2003年には東証への上場も予定されていましたが、直前に延期申請が出され、その後も実現せず、2004年に吉野家ホールディングスと資本業務提携を結ぶと、同社の関連会社に。2006年からは子会社となり、2012年には完全子会社となりました。

 5月24日の官報に掲載した第18期決算公告(2018年2月28日時点)によれば、当期純利益は6億7300万円(前年同期は4億5300万円)、累積の利益や損失の指標となる利益剰余金は30億7500万円(27億2600万円)でした。

はなまるうどん

株式会社はなまる決算公告

はなまるから学ぶビジネス基礎知識

 かつての讃岐うどんブームの一翼ともなり、現在では全国400店舗以上を展開する「はなまるうどん」。新商品の開発にも余念がありませんが、最近は親会社である「吉野家」とのコラボサービス「毎日80円引き! 定期券」も話題になりました。

 この“定期券”は、「吉野家」「はなまるうどん」で共通して利用できるカードとして300円で販売され、会計時に提示すると「吉野家」では1食あたり80円引き、「はなまる」ではうどん一杯あたり天ぷら1品無料、で使えるものです。

 しかも、何人分でも、まとめて会計すれば全員分が割引や無料になるため、例えば2人で行って、140円のえび天やとり天を無料でもらえます。

 あるいは1人で暖かいうどんと、冷たいうどんを食べてそれぞれにつけても、元がとれるということで、人気を博しました。

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