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霜降り明星・粗品が語る、コンビ結成前夜「1年間、熱いメールを送り続けた…」

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 2018年の「M-1グランプリ」で優勝を果たし、その勢いのまま2019年のブレイクタレント1位(「二ホンモニター」調べ)の称号を手にしたお笑いコンビ、霜降り明星のせいやさん(27)と粗品さん(27)。

霜降り明星

霜降り明星の二人。せいやさん(左)と粗品さん

 現在、冠番組を含むレギュラー番組9本のほか、YouTubeチャンネル「しもふりチューブ」もコンスタントに更新するなど、超多忙を極めている。かつてのM-1王者のなかでも、ここまで長く引っ張りだこの状態が続いたコンビも珍しいだろう。

 そんな彼らは、今どんな思いで活動しているのだろうか? 改めて幼少期や学生時代のエピソード、結成までの道のりを振り返りながら、今後の展望についても語ってもらった。

芸人になろうとは思わなかった

――「M-1グランプリ2018」で優勝されてから大活躍の1年でしたね。それぞれ違うタイプの個性ですが、幼少期から人気者だったのでしょうか?

せいや:目立ちたがりで漫才好きっていう、関西のベタな子どもでしたね。小学校の頃、いろんなクラブ活動があるなかで関西特有の「お笑いクラブ」っていうのがあって。小4からそこに入って、はじめて漫才したりもしました。

粗品:小学校の頃は意外と人気者でしたよ。ただ、中学校に入ってからはトガり出したというか。前にはあんまり出ずに「ホンマにおもろいヤツはオレだ」みたいな。同級生も増えて、それまでの僕みたいなお調子者が出てくるのを冷たい目で見るような立場に変わりましたね。

霜降り明星

――思春期で変わったと。そもそもいつ頃からお笑いに目覚めたんですか?

粗品:小学校の頃にM-1グランプリ見てからって感じですかね。とくに中川家さん、フットボールアワーさん、笑い飯さんとかが子どもながらに大好きでした。

せいや:僕も小・中学校は人前に出てたんですけど、高校ぐらいからはホンマのお笑いの難しさみたいなものに気付いて。お笑いが好きやったからこそ、あんまり芸人になろうとは思ってなかったんです。

 初期のドリフターズ、コント55号、クレイジーキャッツ、ユートピアさんとか、昔のお笑いとかも自主的に勉強したりして。なんで興味持ったのか説明しようとすると、オカルトくさくなるんですけど、はじめて見るのになんか記憶に残っているというか。レンタルビデオ屋さんとかに映像がないから、街の古い図書館に行って資料見たりして。なんか懐かしいというか、「うわぁ~これや、これや!」って泣いたりもしてましたね。

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