中高年100人が「20代でやらずに後悔したこと」ワースト16
年上の人から「一度きりの人生なんだから、やりたいことをやっておけ」と言われても、具体的に何をしておくべきなのかわからない……という人も、多いのではないでしょうか。
そこで40~50代の男女100人に「20代のうちにやっておけばよかった」と後悔していることは何か、聞いてみました。
最大の後悔は、やっぱり仕事とお金がらみ
1位、2位の「資格取得」「貯金」は仕事やお金に関わる部分。「若いうちにやっておけば今の生活がもっとラクになっていたのでは?」という思いがあるのかもしれません。
「資格勉強」を選んだ理由としては、「資格を持っていないので就職に困っている」(女性・54歳)、「結婚、子育て、介護ととにかく家のことで大変。身軽なうちに勉強しておけばよかった」(女性・58歳)など。
「貯金」を選んだ理由としては、「お金を使いたい放題使っていたので、貯金をしていれば今すこしは楽だった」(女性・50歳)、「定年間近まで子供に金がかかるため」(男性・55歳)など。
バブル時代であったり、自分のためだけにお金を使えた20代の頃、「あのときのお金が今あれば……」と考える人が多いようです。
つづいて3位には「語学勉強」がランクイン。理由としては「その後の海外旅行の際に痛切に感じた」(男性・57歳)、「仕事で困る」(女性・42歳)など。勉強時間がとれるうちに、記憶力の衰えを感じる前に、と考える人が多いようです。
結婚・出産・子育ては女性の方が重要視
4~9位には「結婚」「親孝行」「恋愛」「出産・子育て」などプライベートに関わる項目が多くランクインしました。
「結婚」「出産・子育て」を選んだ人は男性よりも女性の比率が大きく上回り、女性のほうがこれらを重要視していることがわかりました。
女性側の理由としては「結婚・出産が出来なかった、しなかったことで、家が絶えてしまう事は先祖に申し訳ない」(女性・57歳)、「子供と遊ぶときに歳を感じる」(女性・40歳)など。
男性側の理由としては「子供が成人するときに、60を超えてしまうのでもっと早くすればよかった」(男性・56歳)などと、中年になってから身をもって感じるものがあるようです。
「親孝行」は上位!「人脈作り」は意外と下位
意外にも5位と上位の「親孝行」。20代のうちに意識的にやっている人って少ないのではないでしょうか?
もう少し後になってもできるような気がしますよね。
理由を見てみると、「お礼も言えないうちに他界してしまった。ちゃんと親孝行するべきでした」(女性・50歳)「親孝行がしたいときにはもう遅いと思う」(男性・56歳)とのこと。
結婚や恋愛は相手さえいればできますが、親孝行は両親が亡くなってしまっては永遠にできませんもんね。早めにしておいたほうがよさそうです。一方で、社内外の人との関係づくりや友達づくりなど「人脈作り」について後悔している人は多くありませんでした。
この結果を参考に、限られた20代にやるべきことの優先順位を考えたいものです。
<TEXT/bizSPA!取材班 調査協力/リサーチプラス>