新入社員が会議で「座るとNGな席」は?デスクがコの字だと…
知っているようで意外と知らない社会人マナー。社会人になりたての頃ならまだしも、入社して3年過ぎても知らなかったり、間違ったマナーを覚えていたりすると、思わぬタイミングで恥をかくことになりますよ!
今回は、「席次」について、人財育成や企業コンサルティング、研修、講演や、メディア出演、NHK大河ドラマなどのマナー指導なども行い、28万部の『お仕事のマナーとコツ』(学研)、『かつてない結果を導く 超「接待」術』(青春出版社)など国内外で85冊以上もの著書、監修本もある西出ひろ子氏に、現場で使えて役立つビジネスマナーについて話を聞きました。
会議室やエレベーターなどのシチュエーションで、正しい席次はどこなのか? みなさんも一緒に考えてみてください。
「上座」と「下座」が必ずある
社会人の上下関係は「席次(席の順番)」に表れます。会議やミーティングの席では、お客さまや上司は上座に、自社の社員や新人は下座に座ります。相手に失礼がないように、席次の知識とマナーをしっかりと身につけておきましょう。
最初に、席次のマナーは「上座」と「下座」の考え方に基づいて成り立っていることを心得ておきましょう。
上座はその場で一番居心地が良く、安全に過ごせる場所のことを指し、一般的には役職が上の人や年長者が座ります。基本的に出入り口から遠い奥の席が上座になることがほとんどです。
下座は役職が下の人や年少者が座る場所です。原則として出入り口に近い手前側の席になります。
1. 会議室での席次マナー
ビジネスのシチュエーションは多岐に渡りますが、つぎのシーンにおける席次を知っていることは社会人として必須です。ぜひ、知識として頭に入れ、実際の現場で生かせるようにしておきましょう。
テーブルを挟んだ対面型の会議室の場合、出入り口から遠い列にある真ん中の席が上座になります。テーブルの端で出入り口に近くなるほど下座です。
デスクがコの字に配置されている会議室の場合、出入り口から一番遠い場所が上座です。以下、上座から見て右手前、左手前、右、左と順に下がって行きます。
円卓にも席次マナーはあります。同じく出入り口から一番遠い場所が上座。以下、上座から見て右側、左側と順に進みます。