女の敵は女?忘年会の高級焼き肉で、新人女子が激昂された理由
社会人ともなれば、避けては通れないのが職場の忘年会。普段は飲み会の頻度が少なくても、忘年会だけは参加しないといけない雰囲気になってしまうのは“社会人あるある”なのかもしれません。
白いU字ネックのカットソーの上から、グレーのロングカーディガン、スキニーデニムを合わせたこなれた着こなしの山本秋絵さん(仮名・25歳)は「『男女平等』を社会は掲げているけれど、いまだに古い慣習が残ってますね」と語ります。
「結婚願望はあるの?」と聞く女性上司
秋絵さんは、大学院の修士課程を卒業後、ビデオゲームの開発を行う中小企業に就職。「幼稚園の頃からお兄ちゃんのゲームボーイでポケモンをして遊んでいた」と言い、ゲーム業界に就職するために、文系から大学院で理系に転科するなど人一倍勉強熱心な性格です。
「院では、プラグラミングについて学びました。そのかいあって、ゲーム開発をしている中小企業に就職が決まり、新規ゲームの開発チームに所属できました。夢にまで見た仕事だったので、当然やる気に満ちた日々を送っていましたね」
服装はTシャツにジーンズといったオフィスカジュアルもOKで、出社時間もフレックス。仕事さえちゃんとこなせば、何時に出社してもよい自由な雰囲気に「この会社に就職して良かった」と感じたそうです。しかし、1点だけ気がかりだったのが、直属の女性上司のことでした。
「40代独身でヘビースモーカー。仕事はできるけれど、女性としてはどこか嫌だなと感じていました。入社半年目の面談で『結婚願望はあるの? 』と聞いてきて『あります』と答えたら、『この仕事を続けていくのに、結婚は無理よ』と言われてしまって。内心、『あなたと一緒にしないでくれよ』と思っていましたね」
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