Netflix主演のEXILE小林直己が語る、海外でチャンスをつかむ秘訣
巨匠リドリー・スコットが製作総指揮を務める話題のNetflix映画『アースクエイクバード』が11月15日より独占配信されます。本作の舞台となるのは、1989年の東京。主人公である日本在住の外国人女性ルーシーが、ある殺人事件の容疑をかけられるところから物語は始まります。
今回、主演はオスカー女優のアリシア・ヴィキャンデルですが、その相手役に抜擢されたのは、EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのリーダー兼パフォーマーであり、俳優としても活躍の場を広げている小林直己さん(35)。
2人の女性を翻弄するミステリアスな男・禎司として見事なハリウッドデビューを果たした小林さんに、いまの心境や海外でチャンスをつかむ秘訣について語ってもらいました。
キャリアと人生において大切なものを見つけた
――まずは、この作品のオーディションを受けたきっかけを教えてください。
小林直己(以下、小林):もともと芝居にもっと本腰を入れたいという気持ちがありましたが、4年ほど前からは「日本に限らず、世界各国のいろんな監督や素晴らしいクリエイターと作品を作りたい」と思うようになりました。
それからは語学や演技のトレーニングをしながら、ずっとオーディションを受けていましたが、そのなかで2年前に受けたのがこの作品のオーディションだったんです。何回かのビデオオーディションののち、ウォッシュ・ウェストモアランド監督とのスカイプセッションなどもあり、2か月かけてようやく役をいただくことができました。
――海外進出への大きなステップとなりましたが、決まったときのお気持ちは?
小林:正直、10年はかかると思っていたので、そう考えると準備を始めてから2年くらいのタイミングで決まったのはすごく早いことですよね。キャリアとしても大きなことではありますが、それよりも禎司というキャラクターの内面に取り組むことで僕自身の人生においても何か大切なものを見つけられるような気がしていたので、どうしてもこの役は演じたいと思っていました。そういった個人的な思いも、監督やプロデューサーに感じてもらえていたのかもしれません。