消費者金融にハマった27歳男性。3年間のギリギリ生活とは
社会人なりたてだと貯金どころか、月々の生活さえ火の車という若い世代も多いでしょう。都心での一人暮らしの家賃は、生活を圧迫するし、慣れない仕事で受けるストレスは絶大。
休日は友人と我慢せず飲んで、憂さ晴らししたいもの。そんな理由から出費がかさみ、若くして消費者金融を使う人もいるそう。しかし一度、“負のループ”にハマってしまうと、なかなか戻れなくなってしまうのです。
飲み代とタクシー代が生活を圧迫
そんな“消費者金融のドツボ”にハマってしまっているのが、寺門翔太さん(仮名・27歳)。
「月の稼ぎは27万円ほどです。仕事にはちょっとずつ慣れてきていて楽しく働いているのですが、実は僕、もう3年ほど消費者金融から足を洗えていません。原因は明らかで、飲み会代とその帰りのタクシー代です。でも、やっぱり日々のストレス解消のためにこのお金は削りたくないんです」
寺門さんの僕のお金の使い方はこんな感じです。
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■寺門さんの1か月の出費内訳(金額はおよそ)
・家賃…7万円
・光熱費や通信費…2万円
・奨学金返済…2万円
・食費…4万円
・飲み代や遊び代…8万円
・タクシー代…3万円
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働くサラリーマンを救ってくれるのは、やっぱりお酒という寺門さんは、一度酔っ払ってしまうと終電を気にすることができなくなってしまい、タクシー代がついかさんでしまうそうです。
気をつけている“最低限のルール”
社会人にもなると急な出費も増え、どうしようもなくなってしまうこともあるのです。
「僕の場合給料の振り込み日は25日、クレカの引き落としは20日です。一番生活が困窮する時期に引き落としが来てしまうのがツラいところです。自分ではなんとか足りたはずだと思っていても、友だちの結婚などで残高がなくなっていることもありました。
僕が消費者金融を使うようになったのはそんなことが何回か続いた時でした。親に頼むのも申し訳なくなってきたし、クレカの引き落としが何回もできなくなってしまうとブラックリストに入ってしまうからです」