履歴書の自己PRは何を書くべき? 仕事に関係ない「資格」を書いてもいい?
こんにちは、「占い師×キャリアカウンセラー」という2つの肩書きを持つ、占星術師の早矢と申します。
冬休みの時期になり、本格的に就職活動を始める学生も増えてきています。そんなとき、どうやって履歴書を書けばいいのか、あるいは中途採用者であれば職務経歴書をどうやって書けばいいのか。誰しも一度は頭を悩ませたことがあるのではないでしょうか。
「大学名はどこまで書けばいいのか」「志望動機は何を書けばいいのか」など、ネット上にはさまざまな噂があります。今回は就職活動だけでなく、転職活動でも使える履歴書の書き方のアドバイスをお伝えします。
履歴書はここをチェック
・月日を書く部分ですが、履歴書作成日時ではなく、郵送または持参する日時を記載します。また、通常は年号を使うのが一般的です。もし比較的若い会社を志望するのであれば、西暦でもよいかもしれません。こういった場合、応募先の状況も鑑みて判断することも必要です。
・学歴ですが、中学校卒業からも記入したほうが一般的には望ましいでしょう。
・国公立か私立かも明記しましょう。
・持っている資格はすべて記入しましょう。仕事に直結してなくても積極的に記入を。取得に向けて勉強中の資格があればそのことも明記しましょう。
・なぜその会社に行きたいのかについては、会社のホームページの設立趣旨、理念、沿革や運営しているサイトなどをくまなく見て、「会社のこういった理念に共鳴した」、「こういった事業拡大をしているところへの有望性」を盛り込んでください。
・あるいは「その会社から感じ取れる利点」「これこれ、こういう事情から御社にぜひとも入社したい!」という内容をふんだんに盛り込むようにしたほうがよいでしょう。
・職歴についてですが、もし中途採用の場合は退職理由を面接では必ず聞かれますので、次のステップへの意欲を伝えられるように準備しておきましょう。記入欄があれば簡潔に書いておいでもよいでしょう。
職務経歴書はここをチェック
・A4用紙を使う場合、勤務先の会社や業種、資本金などは2、3行でまとめることが望ましいです。ただし、第二新卒の方は、経歴書が乏しくなることからそういったフォーマットを取られることもあります。
・履歴書の自己PR欄には、学生時代のPRと、就職してからのPRについて、まとめて載せるよりも、前職の具体的な業務についてを。職務経歴書に職務経歴PRをできれば上部に設けましょう。
・自己PR欄にはテクニカルスキル、トランスファラブル・スキル(一つの職業から他の職業に転用できる、転移可能なスキル)を盛り込みましょう。例としては問題解決能力、意思決定能力、新しい仕事を学習し実行する能力、情報収集力なども具体的に加えるとよいでしょう。
その他できる工夫
ちょっとした工夫をすることで、採用担当者が封筒を開けるときに好印象を与えられる可能性があります。
・市販の履歴書の封筒を使わず、履歴書が二つ折り状態で入る封筒を使用する、応募書類に添え状を一緒につけて送るなどです。
・宛名書きのルール、株式会社を略字で書くなどはNGです。
・封書の封じ方ホッチキス、セロテープで閉じるなどもNGです。細かなマナーもチェックしましょう。
<TEXT/占い師・キャリアコンサルタント早矢>