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東京オリンピックで期待の「イケメン空手選手」実は“空手嫌い”だった

コラム

 2020年の東京オリンピックで追加種目として採択された空手。

空手

※画像はイメージです

 その期待の星として注目されているのが西村拳選手です。色白で目鼻立ちがはっきりとしたルックスから「空手界のプリンス」と持て囃されていますが、海外の強豪選手を倒すほどの実力の持ち主。

 そんな彼が、11月11日放送『情熱大陸』(MBS)で紹介されました。

「空手大嫌いでした。本当に怖かった」

 1995年福岡市出身の西村拳さん。父親の西村誠司さんは、空手の元世界王者です。その父から、直々に空手を習い、中学生の頃から目覚ましい成績をあげていきます。

 しかし、本人は空手の稽古は好きではなかったそうです。番組内で「空手大嫌いでした。本当に怖かった」と語ります。試合をする時も、左手と左足を使って、なるべく相手から離れて戦っていたそうです。

 身を守るために使っていたその戦法でしたが、今となっては「左手と左足が得意になりました。あの時の恐怖心のおかげで」と番組内で話しました。

 また、西村選手は几帳面で綺麗好きな性格で、一人暮らしの部屋は、生活感が無いほど家具が少なく、掃除が行き届いて整理整頓されています。また、道着の洗濯には、香りつきの柔軟剤を使用しており、サファイアベリーの匂いがするそうです。

 空手という荒々しく猛々しいイメージとはかけ離れた西村選手の素顔も「空手界のプリンス」と呼ばれる所以なのかもしれません。

生きる伝説に4連勝した「空手界のプリンス」

 競技空手は一試合3分間(女子やジュニア、カデットは2分間)の中でポイントを競う競技です。「一本」は3ポイント、「技あり」は2ポイント、「有効」は1ポイントの三段階があり、繰り出した技に応じてポイント数が決められています。

 西村選手は、世界選手権を5回制した「空手界の生きる伝説」と知られるアゼルバイジャンのラファエル・アガイエフ選手に4連勝したことで、名が知られるようになりました。

 初めてアガイエフ選手に勝利したのは、2016年の「KARATE1」プレミアリーグでのこと。アガイエフの回し蹴りをかわし、バランスを崩したところに突きを放ち勝利しました。アガイエフ選手も西村選手を意識しているのか、控室で顔を合わせても、目も合わさず、握手にも応じてくれないそうです。

 また、番組では11月7日にスペインのマドリードでおこなわれた世界空手道選手権大会2018での試合の様子が放映されました。惜しくも敗れてしまいましたが、銅メダルを獲得しました。

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