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年収1000万円・27歳社長の私生活。タワマンに住む意外と深いワケとは

学び

今、関心を寄せているのは「雇用」

美容室

 今後のことを聞くと、鈴木さんからは意外な答えが返ってきました。

「今、興味あるのは雇用ですね。雇用ってすごくないですか? 社会貢献をするとしたら寄付とかももちろんありますよ。でも働くのって人生の大部分じゃないですか。僕の会社で質のいい雇用を提供できたら、それを増やしていけたら、こんなに素晴らしい社会貢献ってないと思うんですよね」

 ブラック企業がはびこる日本社会で鈴木さんが興味を持っているのは雇用とのこと。しかも質の良い雇用を増やしていきたいと話します。

「特に雇用は美容系のサロンのほうで力を入れていきたいですね。50店舗まで増やしたい。美容業界って待遇が悪いところが多いんですよね。それを変えたいという思いがあります。うちは給与体系や労働環境も良いという自負があります。でも4店舗だけだとまだまだ弱いです。ひとつの目安として50店舗です」

「そのくらいの規模になれば雇用環境を変えられると思うんですよね」と話す鈴木さんの目には強い使命感が宿っていました。

 鈴木さんの成功の根底には、「自分のためだけでなく、誰かのためになることをしたい」という思いがあるのかもしれません。世の中が鈴木さんのような社長ばかりになってほしい。そして鈴木さんが今よりも成功していくことを応援していきたいと思いました。

<取材・文・撮影/菅谷圭祐>

大学受験情報誌、IT情報サイトなどでライター経験を積み、2018年よりフリー。最近の趣味は休日の農業、リサイクル業も兼業
Twitter:@sugaya_keisuke

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