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婚活アプリの「バブリーおじさん」に圧倒された。自称年収5000万円も…

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自慢話が止まらない!けど、帰れない理由は…

シャンパンテイスティング

 次に、私がマッチングした人は、資産運用のコーディネーターや、執筆業をしている自営業者Bさん(40歳)。高収入な人が多いせいか、全体的に年齢層も高めです。

 Aさんのような全身ブランド人間ではありませんでしたが、このBさんもなかなか強烈な人物でした。まず自身のコラムが掲載されている雑誌、運用のため購入した海外の高級マンション(バブリーな感じの)の写真を山のように持参。そして、延々と自慢話……。

 これが一ミリも面白くなくて、私はしんどくなって、1秒でも早く切り上げて帰りたかったです。しかし、当日のディナーがなかなか予約の取れない美味しい焼肉屋!

 ひたすら作り笑顔で「すごいですね~!」を連発し、その場はやり過ごしました。迫真の演技が良かったのか、はたまた彼が鈍感なだけなのか、その後も何度か誘われましたが、もちろん会っていません。

女性は「パパ活女子」「意識高い系」ばかり

 ただ、Bさんのマメなタイムライン投稿や、それに嬉々としてコメントする女性陣を見ていると、「東カレデート」には、バブリーなおじさんが必要なのだろうなぁと、なんとなく「バチェラー・ジャパン」を彷彿とさせるのでした。

 なんせ、今は違うようですが、サービス開始当初は男性のみ年収750万円以上でないと登録できない制度もあったようですから。ちなみに「東カレデート」は、タイムライン投稿から同性のプロフィールが見られる珍しい特徴もあります。ノゾイてみると……

「寂しがり屋なんです! 遊んでください♪」(23歳)
「朝活で起業セミナーに来ています!」(26歳)
「暇で~す。誰か美味しいごはん連れてってください♪」(31歳)

 流行りのパパ活女子、または意識高い系女子の投稿が多数見受けられました。「東カレデート」は港区おじさんと、パパ活女子と出会うにはよいかもしれませんが、普通に恋活、婚活がしたい人には男女ともややハードルが高いかもしれません。

<TEXT/白戸ミフル イラスト/中西トモナオ>

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