ミスターコン優勝者でも童貞…20代男性の深刻な「捨てられない」問題
20代男性の4割が童貞。この衝撃的な数字は相模ゴム工業が20~60代男女1万4100名におこなったアンケート調査「ニッポンのセックス」(2013年)によって出されたものです。
SNSの普及により、リアルでのコミュニケーションの場が激減したことなどが童貞が増えている理由として考えられていますが、実際のところ理由は人により様々でしょう。
今回話を聞いた20代の男性2人は、共に女性とキスの経験すらない童貞とのこと。2人とも「女性と関係を持ってみたい」と話しますが、彼らが女性と肉体関係を持てないことには何か理由があるのでしょうか。2人の嘆きを聞いてみました。
考えすぎて女性をリードできない
カーディーラーとして働く下田透さん(26歳・仮名)。下田さんは身長175センチでガッチリとした体つき。そして目鼻立ちの整なった端正なルックスで、高校時代には母校の文化祭で催された「ミスターコンテスト」でグランプリを受賞したそう。
そんな彼が童貞とは信じ難いのですが、「異性との性行為の経験が本当にない」とのことです。
「自分ではイケメンとは思いませんが、まあよく言われますね(笑)。高校時代は他校の女子から何度かアプローチされたりしていて、今考えると童貞を捨てるチャンスはあったと思うので惜しいことをしたなぁと感じてます。いや、でもたとえ当時に戻れたとしても、僕の性格だと無理かな(笑)」
性格だと無理とはどういうことなのでしょうか。
「人をリードすることが苦手なんです。一応、女性とデートする機会もあるにはあるんですが、とにかく相手任せにしてしまうんですよ。例えばご飯を食べに行くとしても、店の予約がうまくできないんです。理由は、『もし店の雰囲気が良くなかったらどうしよう……』とか、『今日はイタリアンの気分じゃなかったら悪いな……』とか考えちゃうからです。
『何食べたい?』って聞くこともありますが、ほとんどが『なんでもいい』とか『お任せ!』とか言われちゃうので、そうなるともう最悪。『せっかく選んだ店を気に入ってもらえなかったらどうしよう』とか堂々巡りに陥ってしまい、結果僕がお気に入りの立ち飲み屋とかに連れて行くことになり、呆れられることが多いです(笑)」