これからの世界の在り方が決まる

　ツイッターの共同創業者のエバン・ウィリアムズは、2017年5月、ニューヨーク・タイムズの取材に対して「誰もが自由に発言し、情報や考えをやりとりできるようになれば、自動的に世の中はよくなると思っていたが、私は間違っていた」とコメント。インターネットがもたらした負の側面に対して警鐘を鳴らしています。

　ここ数年でインターネットの在り方は大きく変わり、政治にも活用されるようになりました。それによって、却って他の人と分断が深まってしまっているという現状がアメリカを始め、各国で広まっています。当然、2020年の大統領選挙でも同様の手法が高いでしょう。

　今回、下院で民主党が勝利したことで、トランプ大統領の推し進める政治には少なくない影響を与えることでしょう。日本も対岸の火事ではなく、今後のアメリカの動向を注視する必要がありそうです。

＜TEXT／湯浅肇＞