今年一番の「クソ物件」はどれか?不動産業界が注目する異色コンテスト/#全宅ツイ
シェアハウス「かぼちゃの馬車」の破綻に端を発したスルガ銀行不正融資問題や、積水ハウスが被害にあった地面師事件など、不動産にまつわるニュースを目にする機会が多かった2018年。
そんな1年を振り返り、その年を最も象徴する不動産事例をユーザー投票で選出する「クソ物件オブザイヤー2018」が今年も開催されます。
そこで、同アワードを主催する不動産業界団体「全国宅地建物取引ツイッタラー協会」(全宅ツイ)で運営委員を務める3名に「クソ物件オブザイヤー2018」のポイントを解説してもらいました。
【全宅ツイのグル @emoyino】
「全宅ツイのグルです。40代です。都心で不動産ブローカーをしております」
【あくのふどうさん @yellowsheep】
「不動産ブローカーです。曖昧な雑居ビルの一室で、金融機関担当者の靴をせっせと磨いて借りた大切なお金を使い、隣地のおばあちゃんのほっぺを叩いて敷地を広げる賤業に従事しています」
【かずお君 @kazuo57】
「建物建てたり、地主さんのお世話したり、受話器を部下の頭にガムテープで固定したりと色々忙しい日々を過ごしています」
「クソ物件オブザイヤー」ってどんなアワードなの?
――みなさん本日はお忙しいなか、お集まりいただき、ありがとうございます。そもそも「クソ物件オブザイヤー」とはどんな賞なのでしょうか?
全宅ツイのグル(以下、グル):今年1年を象徴する素晴らしい不動産事例を称えるアワードで、本邦不動産業界で最も名誉ある賞(自称)とされています。よく誤解されるのですが、サイトにも明記してある通り物件をdisる意図はまったくありません。
――クソ物件オブザイヤーへの投稿は、全宅ツイ会員でなくてもできるのでしょうか。
あくのふどうさん(以下、あくの):不動産を愛する方であれば、会員以外の方や不動産業界にお勤めでない方など、どなたでも参加できるイベントです。
かずお君(以下、かずお):昨年のエントリーは300超あって、半数以上が一般の方による投稿でした。
グル:たまに「身内でやっとるだけやんけ」と公平性に疑問を持つ方がいるのですが、ガチで投票やってるので、そこは誤解なきようお願いしたい。
かずお:ガチでやってるからこそ、複数回投票や組織票みたいな不正があると運営は困るので、せっかくのお祭りなんでレギュレーション守って、みんなで楽しんでほしいです。
――かつては失格になったケースもあるんですね。
かずお:面白いネタだったにも関わらずエントリー対象期間外の投稿だったので「面白いのに惜しいなあ」と思いながら選外としたことがありました。レギュレーションはよく読み厳守してください。