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【海外出張で使える英語】覚えておきたいフレーズ(入国審査からビジネスシーンまで)

学び

海外出張で使える英語

コロナ禍が収まって、出張が増えているという人もいるかもしれません。読者の中には、初めて出張で海外に出かけることになった人もいることでしょう。今回は、知っていそうでなかなか知られていない旅の英語のフレーズを時系列と場所にわけて紹介します。現地に到着して入国審査から、交通手段での移動、ホテルでの対応、ビジネスシーン、そしてトラブルや緊急時まで、海外出張の際に覚えておくと、きっと役に立つはずです。

関連記事:海外出張はもちろん海外旅行全般で使える英語(航空券予約から空港・機内まで)はこちら

4. 到着後の対応

入国審査のイメージ

Photo : Shutterstock.com

最近では、入国審査を一部簡略化するため、入国前に現地のシステムに登録しておかなければならない国があります。現地の係官の指示にしたがって、間違いのない行動を心がけましょう。

このような場合、電波につながっていないと操作が完了できないこともありますので、Wi-Fiの手配や、e-SIMの用意をしておきましょう。

また、航空機預け入れ手荷物の受け取り時にスーツケースのコンディションを確認しておくことも大切です。空港を離れてしまうと壊れていても保険で処理するにしても、後からの申告はできません。その場で申告することが重要です。

4.1 入国審査

“What‘s the purpose of your visit?
(訪問の目的は何ですか?)

“I am here for a business trip.”
(ビジネス出張で来ました。)

“Where is the immigration counter?”
(入国審査カウンターはどこですか?)

4.2 荷物の受け取り

“Where can I collect my baggage?”
(荷物はどこで受け取れますか?)

“My baggage is missing. What should I do?”
(私の荷物が見当たりません。どうすればいいですか?)

“The wheels on my suitcase are broken. I will repair it with my insurance, please check the facts.”
(私のスーツケースの車輪が壊れています。保険で修理しますので、事実確認をしてください。)

4.3 交通手段

UberやGrabなどの配車サービスを利用するケースも増えてきたと思います。インターネット環境が整っていて、アプリを事前にダウンロードし、決済方法を登録しておけば、すぐに使えるようになります。

目的地が指定できるうえ、事前に総額もわかりますので便利です。ただし、空港内では乗り場が限定されているケースや、空港から市内に向かう場合に加算料金のかかる場合があるので、よく確認しましょう。

“Where can I find a taxi?”
(タクシー乗り場はどこですか?)

“Is there a shuttle bus to the city center?”
(市内中心部へのシャトルバスはありますか?)

“How much is the fare to [destination]?”
([目的地]までの運賃はいくらですか?)

5. ホテルでの対応

ホテルのチェックインのイメージ

Photo : Shutterstock.com

ホテルグループなどの場合、同じ名前のホテルが同じ都市にいくつかある場合がよくありますので、場所を間違えないようにしましょう。

予約が入っていないというケースは、ほぼないと思いますが、チェックインの際はパスポートを渡して確認してもらうのが確実です。

5.1 チェックイン

“I have a reservation under the name [your name].”
([あなたの名前]の名義で予約しています。)

“Can I order breakfast?”
(朝食を頼むことはできますか)

“Is Wi-Fi available in the hotel?”
(館内にWi-Fiの用意はありますか?)

5.2 部屋のトラブル

“The air conditioner is not working.”
(エアコンが動きません。)

“Can I get extra towels, please?”
(タオルを追加でいただけますか?)

“There is a problem with the bathroom. Could you please change the room?”
(バスルームに問題があります。部屋を変更していただけますか?)

6. ビジネスシーンでの基本表現

ビジネスシーンのイメージ

Photo : Shutterstock.com

ビジネスで使う基本的な英語の種類は多くありません。自己紹介⇒飛行機旅がスムーズであったなどの出だし⇒プレゼンテーション⇒ネゴシエーション⇒結論といった流れになります。

6.1 会議での自己紹介

“Hello, my name is [your name] from [company].”
(こんにちは、[会社]の[あなたの名前]です。)

“Nice to meet you. I am responsible for [your role].”
(お会いできて光栄です。私は[あなたの職務]を担当しています。)

6.2 プレゼンテーション

“Thank you for giving me the opportunity to speak.”
(発言の機会をいただき、ありがとうございます。)

“Let me walk you through the key points of our proposal.”
(提案の要点をご説明いたします。)

“Do you have any questions or comments?”
(質問やコメントはありますか?)

6.3 ネゴシエーション

“We are open to discussing terms.”
(条件について話し合う用意があります。)

“Could you clarify your position on [issue]?”
([問題]についての立場を明確にしていただけますか?)

“We believe this agreement will benefit both parties.”
(この合意は双方に利益をもたらすと信じています。)

7. トラブルや緊急時の表現

7.1 体調不良

“I am not feeling well. Can you recommend a doctor?”
(体調が悪いです。医者を紹介してもらえますか?)

“Is there a pharmacy nearby?”
(近くに薬局はありますか?)

7.2 道に迷ったとき

“I am lost. Can you help me find my hotel?”
(道に迷いました。ホテルを見つけるのを手伝っていただけますか?)

“Where is the nearest subway station?”
(最寄りの地下鉄駅はどこですか?)

7.3 紛失・盗難

“I have lost my passport. Where is the nearest police station?”
(パスポートを失くしました。最寄りの警察署はどこですか?)

“My wallet was stolen. What should I do?”
(財布が盗まれました。どうすればいいですか?)

海外出張に備えて、基本的な英語表現を覚えておくことは非常に重要です。フライトの予約から現地でのビジネス対応まで、さまざまなシチュエーションで役立つ表現を身につけておくことで、安心して出張を遂行することができます。このガイドを参考に、事前に練習し、スムーズな出張を実現してください。

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航空会社勤務歴を活かし、雑誌やWEBメディアで航空や旅に関する連載コラムを執筆する航空ジャーナリスト。YouTube チャンネル「そらオヤジ組」のほか、ブログ「あびあんうぃんぐ」も更新中。大阪府出身で航空ジャーナリスト協会に所属する。Facebook avian.wing instagram @kitajimaavianwing

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