業種はロボット・AIなどIT関連が多い

　業種別に見ると下記のとおり。最多はソフトウェアや医療などを含む、サービス業でした。

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【業種別　大学発ベンチャー企業】

1位　サービス業　508社
2位　製造業　319社
3位　卸売業　132社
4位　小売業　15社
5位　建築業　8社
6位　不動産業　4社
7位　運輸・通信業　2社
その他　14社
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　業種再分類別に見ると、1位は「受託開発ソフトウェア業」の119社（構成比 11.9％）。2位は特許やノウハウを提供する「技術提供業」（69社、同6.9％）、3位は「パッケージソフトウェア業」（38社、同3.8％）となり、なかでもロボットやAIを扱う企業が多い傾向にありました。

　また、「医学・薬学研究所」（31社、同3.1％）や「医薬品製剤製造業」（21社、同2.1％）などのバイオ・ヘルスケア分野も上位となっています。

　さらに、2016年の売上高合計は2327億1900万円となり、過去10年間で最高の値。2007年（1053億1200万円）と比較すると2倍超えとなりました。また、リーマンショックの影響を受けた2009年（1181億9600万円）以外は前年比増加が続いています。

業歴「5年未満」の80％が増収のワケとは？

　2016年は全体の50.3%が「増収」となっています。業歴別に見ると以下の通り。

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【大学発ベンチャー企業　業歴別売上高動向】

2016年全体：増収50.3%　横ばい24.7%　減収25.0%
5年未満：増収79.3%　横ばい3.4%　減収17.2%
5～10年未満：増収56.9%　横ばい20%　減収23.1%
10～15年未満：増収47.2%　横ばい30.3%　減収22.5%
15～20年未満：増収46.5%　横ばい22.6%　減収30.9%
20～25年未満：増収60.7%　横ばい17.9%　減収21.4%
25年以上：増収37.5%　横ばい32.1%　減収30.4%
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　設立直後の大学発ベンチャー企業は、販路拡大など業容拡大に積極的に取り組む企業が多く、売上高の増加が見込みやすいことも増収の理由のひとつのようです。