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【JALの歴史に777有り】退役するJAL777に丸一日ひたるトンデモ ディープな下地島への日帰り旅 

コラム
JAL777 下地島到着後の機体撮影会

下地島到着後の機体撮影会

JALは退役が決まった国際線機材ボーイング777-200ERに最後の花道を作りました。晴れ舞台となったのは2023年5月1日の羽田空港。JALPAKのツアーとして売り出されたのは「パイロットが本気で考えた特別企画第2弾! 777パイロットが贈る777好きのための企画 下地島空港でボーイング777-200ERを満喫 日帰りチャーターフライト」という企画者の気持ちがこもった長いタイトルでした。2022年6月には第1弾としてボーイング737-800をチャーターしての帯広向けツアーが行われています。

777通になれる仕掛け満載

運航乗務員は、乗務する2名と下地島で行われるトークショー要員5名が搭乗し、JALの気合の入れようが伺えます。客室乗務員は11名が乗り込み、JL3977便(サンキュウ77、実便名4901便)JA703Jは151名を乗せて羽田空港を8:25に出発しました。

機内では「同じ飛行機に乗るチームの一員になったつもりで楽しんでください」とのアナウンスから始まり、出発時は羽田空港の出発に際し「東京グランドにレディフォープッシュバックを伝えました」など実況さながらに専門用語が使われた説明を受けながらプログラムは進行しました。

離陸時は「フラップ5度展開、139ノットは操縦かん引き起こし速度」など事前アナウンスの具体的な数字が頭に入っており、リアルな体験ができました。企画者が「本気」で個人的に制作(本人談)した「下地島チャーターフライト旅のしおり」は運航乗務員の趣味も含めたプロフィールも紹介されるなど充実したもの。これを片手に解説のアナウンスを聞けば、全員が777通になることができます。

往路の国際線機内食

往路の国際線機内食

「未来に残す機内食」というテーマのある充実した国際線機内食が提供されました。「生姜香るふんわりハンバーグ」をメインに京風きんぴら、蒸し鶏のタヒニソース、発酵野菜のサラダなどが777と書かれたプレートの載ったケーキとともに並んでいます。

下地島空港ならではの青い海が映える人気の17エンドの滑走路から着陸する予定と機内アナウンスが入りました。客室内ではコックピットの音声も流れ、規定範囲内の追い風進入で滑走路に向かいます。雲の合間から緑の海のあいまに岩場が見えています。間もなく着陸となった時にエンジン音が変わりました。ゴーアラウンド(着陸復興)が実施されたのです。搭乗者にとっては珍しい体験に、機内では驚きの声が上がっていました。

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