「怒られなくなる仕事のやり方」は実はとてもシンプルだった
解決策は実はシンプル
これを解決するためにすべきことは、実は非常にシンプル。それは、「始業前の予定共有」と「終業後の日報」です。フォーマットも凝る必要はなく、箇条書きで「本日実施する作業」を始業前に共有し、仕事を終える際に「本日実施したこと、報告すべき問題」を上司に送ります。始業前に予定を共有することで、「これはやる必要がない」「何よりここを最優先でやってくれ」という指示を上司から受けることができますし、終業後の日報があることで「あいつは今日一体何をやっていたんだ?」という不信感を持たれることもなくなります。日次で問題点を報告することで、早め早めに解決に向かうこともでき、仕事全体のスピードも上がっていきます。
ぼく自身、最初はTodoリストを作るという当たり前のこともせず、常に頭まっ白状態で仕事をしていました。そこから、仕事の目的からやるべきことを分解して一覧化し、スケジュールを作ることを学びました。さらに、それを自分の中にとどめておくだけではなく、周りの人たちにも共有し、自らアドバイスをいただくようにしました。これを地道に続けていくことで、「彼はもう一人で仕事を回せるな」という信頼を得て、怒られることもなくなっていきました。
Todoリストの作成や予定、日報の共有を徹底的に実施することで周りからの信頼が得られ、作業者として重宝されるようになります。もちろん、これは「怒られなくなる」というちょっと低めの目標を叶えるための仕事のワザなので、さらに高いレベルに行くためにはこれだけでは少し足りません。とはいえ、周囲から信頼をされず、毎日細かくチェック&怒られてツラい人には、非常に効果的なメソッドだと考えています。ちょっとめんどくさいかもしれませんが、「周りから怒られる」という非常にしんどい状況を回避するために、ぜひやってみていただければと思います。
<TEXT/Zenyum Japan代表取締役社長 伊藤 祐>
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