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クリスマスの朝に社長から『解雇』のメールが…Web編集長が遭遇した背筋がゾッとするトラブルとは|職場ミステリー

コラム

そしてとうとう事件が起こる

 12月の忘年会シーズンになった頃、会社の応接室で会社主催の忘年会の時も、沙也華さんは麻耶さんに「グラス持ってきて、取り皿が足りない」と命令。でも彼女をたしなめる社員は誰もいなかったといいます。

 そしてとうとう事件が起こってしまったのです。

「沙也華さんは営業だけでなく編集も兼業することになりました。私が彼女に編集業務を教えることになったのですが、沙也華さんは私の指導に従いません


 
 編集のことを何も知らない沙也華さんが、編集長である麻耶さんの原稿に勝手に手を入れて加筆修正。しかも誤字脱字だらけで文脈もぐだぐだ、元の原稿をダメにする修正でした。

「あまりにも酷いので、社長に直談判することにしました。沙也華さんにはとても困っているので、編集に関しては私の指示で動くようにしてもらいたいとお願いしたのです」

クリスマスの朝に社長から一方的に『解雇』のメール

メール

 社長はその場で「編集作業がスムーズに進行するために、沙也華さんと話し合う」と麻耶さんの意向を承諾したかに見えました。ところがーーー
クリスマスの朝に社長から一方的に『解雇』のメールが届きました。理由は社員の指導を無視したという理由です。派遣会社も承諾しているというのです」

 麻耶さんは必死に抵抗しましたが、契約終了の書類が暮れに送られてきたそうです。

「年末年始に虚しさのあまりどっと疲労感が募って、寝込んでしまいました。年明けに就活をしていたら、経理の女性から『社内に残っている私物を預かっている』という連絡があったので、着払いの宅配で送付をお願いしました。ところが会って渡したいとのこと。私に何かを言いたそうだったので、新しい仕事が決まったら連絡すると約束したんです」

 4月に経理女性と再会した麻耶さん。そこで驚愕の事実を知ることになるのです。

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