全国3店舗のみの「食べ放題のケンタッキー」。狙い目の時間は14時以降!
>>レストランで「3番」と聞こえてきたら…?飲食業界のウラ用語
「オリジナルチキン」が主力商品の、ご存じケンタッキーフライドチキン(以下、ケンタッキー)。直営・フランチャイズを含め全国で約1190店舖を展開する一大チェーンで、その大半はファストフード式の店だが、東京、大阪、名古屋の3店舗のみ食べ放題形式のレストラン店がある。
その名もズバリ「KFCレストラン」。東京のお店は南町田にある再開発エリア、グランベリーパーク内にあり、平日でも開店時間前から行列ができるほどの人気があるという。この話を聞きつけさっそく行ってみることにした。
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営業スタートの1時間半前から長蛇の列が…
グランベリーパークのエリア内にはアウトレット、飲食店、スヌーピーミュージアムなど複数のお店があるが、その中でも筆頭の人気を誇るのがこの「KFCレストラン」だという。筆者が着いたのは営業スタートの1時間半前の朝9時30分だったが、すでに多くのお客が「ケンタッキーの食べ放題」を目当てに行列をなしていた。
朝10時、グランベリーパークのショッピングフロアの開店時間に合わせて、「KFCレストラン」の店頭で整理券が配られる。「KFCレストラン」の開店時間は11時だが、この時間に食事をしたい場合は、遅くとも朝10時前にはこの整理券をゲットしておく必要がある。
80〜90分制、2千円~3千円台で食べ放題
気になる価格(すべて税込)は、11〜17時までのランチタイムが80分制で、大人1名で平日2480円、土日祝2580円。ディナーは平日・土日祝問わず90分制で大人1名3080円。また、「レストラン」と謳うだけあり、1500円でアルコール飲み放題もあるほか、小学生以下の料金設定もある。
通常のファストフード式のお店で1ピース290円のオリジナルチキンだけでなく、そのほかのメニューも全て食べ放題ということを考えれば、かなりおトクな値付けに感じる。また、80〜90分という制限時間も、強烈な大食漢でない限りは十分満足できる設定と言って良いだろう。
人気のチキン以外にも独自メニューが盛りだくさん
というわけで整理券をゲットした後、11時よりお店に入ることができたのだが、まずそのメニューの多さにびっくり。オリジナルチキン、ナゲット、カーネルクリスピー、ビスケットといったファストフード式のお店でもお馴染みの料理がある一方、サラダ、パン、ピラフ、カレー、スープ、大学芋、フルーツ、スイーツなど「KFCレストラン」でなければ食べられないメニューもあった。
ほぼ全ての料理を、自分で皿に盛り付けさっそくいただいてみることにした。
味・サービスともにこだわりを感じる店内
まずはオリジナルチキンから。ケンタッキーのオリジナルチキンは5つの部位が あるが、ファストフード式のお店では単品購入の際、各部位を指定することはできない。しかし、ここ「KFCレストラン」では、5つ全ての部位を好みで選ぶことができ、時間内であれば何本食べてももちろん大丈夫。複数のスパイスが複雑に衣に絡み合うあの「ケンタッキーならでは」の味は、ファストフード式と全く変わりがない。
また、それ以外のメニューも絶品揃いだ。サラダは鮮度抜群で、食べ放題店によくある「野菜ヘタヘタ」「サラダコーナーグッチャグチャ」みたいなことはなく、この点はケンタッキーのクオリティへの強いこだわりと、人が行き交うビュッフェコーナーの細やかな管理が行き届いているからだろう。
目玉メニューの筆頭はスープカレー
オリジナルチキン以外のメニューもそれぞれおいしかったが、特に印象的だったのが「KFCレストランでしか食べられない」というスープカレーだ。「オリジナルチキンに合う」ことを前提に考案されたこのスープカレーにチキンをつけていただくと、あのスパイシーなオリジナルチキンがカレー風味になるという寸法。白米との相性も良く、次々とスプーンを口に運びたくなるようなヤミツキ感があった。
ここまででかなりお腹が膨らんだ筆者だったが、最後にこれまた繊細な味わいのスイーツ類、新鮮なフルーツをいただき、全ての実食を終えた。