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就労ビザで20代女性が3か月のインド滞在「さすがに絶望した」と性格が激変

コラム

現地の学生に「クスリをやらないか」と…

 外国人を狙ったぼったくりも日常茶飯事で起きていたんだとか。

「デリーには、怪しいタクシー業者がたくさんいて、私も相場の数倍の値段を支払ってしまったことがあります。まだインドに来たばかりの時だったので、日本語が話せるだけで信用しちゃって……」

 常に警戒心を持って過ごしていたとしても、「ほぼ毎日なにかしらのサプライズがあった」といいます。

「インド人の学生たちと話していたら、『試験が終わったからクスリをやらないか』との誘いが。もちろん断りましたが……。凄く優秀でぱっと見は真面目そうなのに、ドラッグが日常の延長線上にあるのは驚きましたね」

3か月の滞在で「性格が変わった」

インド

街中のいたるところに牛がいた

 暮らしていて1番困ったのは、とにかくインド人が時間にルーズなこと。

「タクシー運転手が予約した時間通り来なかったのは焦りました。電話しても誰も出ないし……。飛行機に乗るために、かなり余裕があるスケジュールにしていたのに、出発時間に間に合わずに航空チケットを取り直す羽目に……。さすがに絶望しました」

 もちろん悪いことばかりではありません。インドに滞在したおかげで、細かいことでクヨクヨしなくなったのです。

「最終的には腹の立つ出来事に遭遇しても、『仕方ない』と受け入れられるような境地に。今まで短所だと感じていた『短気な性格』がたった3か月で大きく改善されましたね

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 何事に関しても日本は整然としすぎているのかもしれません。たまにインドのような多少適当な国で過ごしてみれば、今までより「楽に生きられるヒント」が見つかるのではないでしょうか。

<TEXT/池守りぜね>

出版社や、web媒体の編集を経て、フリーライターに。趣味は子供と一緒にプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ

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