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20代女性「支給は5万円のみ」。冬のボーナスの実情は大手企業でも明暗が

コラム

「転職」が頭を過ぎる職場

 アパレルの販売員をしている杉浦さん(20代・女性)も、「2年連続でボーナスという名の“お小遣い5万円”が支給された」と語る。杉浦さんが勤めているのは、少々お高いブランドのアパレル店。しかしメジャーとはいえないブランドのため、かなりの苦戦を強いられている様子だ。

 詳しい経営状態は知らされていないためわからないが、契約社員の整理や営業時間の改正などをして、立て直しを図っているという。新婚の杉浦さんは、近々子供を持つことも考えている。しかし、現在の企業に勤め続けるのには不安を感じるという思いから、最近ではプログラミングを学び始めたそう。

「正直働き慣れた職場だし、接客業が好きだからできることならこのまま勤めていたいという気持ちもある。でも将来を考えると不安でしかないから、手に職をつけるつもりで学んでいる。お小遣いの使い道ですか? 将来への不安から全て貯金に回しました

アンケートでも「使い道」は貯金

女性 不安

 前述のアンケートでも「ボーナスの使い道」の圧倒的1位は「貯金」、続いて「生活費」という結果となった。両者合わせて9割以上という夢のない回答となったのは、杉浦さんと同様に“将来への不安”からのようだ。また、<ボーナスを自分へのご褒美として何か使う予定ありますか?>との質問に対しても8割以上が「買う予定なし」と回答。

「自分へのご褒美は考えていない」と回答した人からは「子供の大学の学費に消えてしまうので、自分が自由になるお金はない」「子供の成長とともに使うお金が増えてきたので、もしものときのために貯金します」など、子供のための貯蓄に回すという意見が。

 なかには「余裕なく暮らしているので生活費や支払いで消えてしまい、ご褒美にまわす資金にはならない」「生活費でいっぱい、いっぱいなのでご褒美を買う金銭的余裕がない」と、ご褒美の前に生活するので精一杯だという人たちの声も多数みられた。

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