手取り22万なのに「全身コーデ総額250万円」。超ドケチOLがたどり着いた境地
“本物”を目の当たりにして感じたこと
「少し前にインフルエンサーの方に会って愕然としたんです。全身ブランドもののはもちろん顔もキレイだし、自分の力で、ものすごく稼いでる。たまたま同じブランドのネックレスをしていたのに……全く同じものに見えなかったというか」
彼女と出会ってからというもの、今までは誇りであり武装であったブランドものが「急に恥ずかしく感じるようになった」といいます。
「セコセコ節約して無理して買っている自分は、ものすごく貧乏くさいことをしているんだなと……。身分不相応というか、これってちょっと違うんじゃないかなぁって。そもそもブランドものを持っていれば安い服も高く見える、自分自身も良く見せれる、と盲信していましたがそんなことは全然ないですね(苦笑)。バランスが悪いことにやっと気が付けました」
生き方自体が貧乏で貯金がたまる
打って変わって、現在はすっかり物欲がなくなったという杏子さんですが、今までの節約癖はそうそうになおらず、貯金がたまる一方なんだとか。
「貯金があることはいいことだけど、本当に私はお金の使い方が下手。生き方自体が貧相というか貧乏というか……。友人にも年々誘われなくなりましたし、もう少し早く気が付きたかったですね」
なにか趣味や打ち込むことを見つけるべく連日模索しているそうです。いつの日か、素の自分に自信を持てるときが来ることを期待したいです。
<TEXT/吉沢さりぃ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>